Hitfilm のフリープランに対応
FX Homeから発売されている動画編集ソフト『HitFilm:ヒットフィルム 』の
無料で使えるフリープランの使い方の解説しています。
HitFilmのフリープランは旧HitFilm Expressとほぼ同じですが、
2022年になって販売形態が変わったシリーズになります。
詳しくは、しばいぬ店長様のブログ記事に詳しく記載されていますので
是非是非そちらの方もお目通ししていただけますと幸いです。
しばいぬ店長様の映像編集ワークショップ:参考記事
HitFilmは他の動画編集ソフトと比べてやや要求スペックが高く本格派の動画編集が行えるソフトです。
※フリープランでは、フルHDまでの書き出しに対応し基本機能のみ
HitFilmの特徴
- フリープラン※無料、クリエイタープラン※$7.5 /month(月額)、プロ向けプラン※$12.50 /month
- フリープランでもアカウント登録の必要があります
- OSはMac、Windows(64ビットのみ)に対応
- 日本語言語は非対応
- 4K画質以上や高品質なエフェクトを使うには有料製品/サブスクプランが必要になります
- LUTは有料プランのみ使用可能
このソフトは無料版と有料のサブスク/製品版で分けられており
有料版の方は機能的にも制限がなく映像編集プロ向けの仕様になっています。
ただ、無料版の方でも動画の基本編集機能自体には制限がなくフルHDまでなら問題なく書き出せるため
無料で高品質な動画編集ソフトをお探しの方にぴったりだと思います。
HitFilm / 動作スペック | |
OS | Mac 12 Monterey, macOS 11 Big Sur, macOS 10.15 Catalina Windows 10 (64-bit) または Windows 11 (64-bit) |
インターネット接続 | アクティベーションとオンライン機能のアクセスに必要 |
CPUプロセッサー | 第 6 世代 Intel® Core™ i5 (2015)、AMD Ryzen 5 (2017)、Apple Silicon (2020)* |
RAM | 8GB (推奨 16GB) |
グラフィックカード(最低要件) | 2GB のビデオ メモリ (8K UHD には 4 GB 以上で、NVIDIA、AMD、または Apple Silicon が必要) NVIDIA GeForce GTX 10 シリーズ (2016) AMD Radeon RX 400 シリーズ (2016) インテル HD グラフィックス 620 (2016) アップルシリコン (2020) |
HitFilmのインストール手順
それではまずHitFilm:フリー版のダウンロードとインストールについて解説いたします。
HitFilmの無料版をFXhome公式サイトからダウンロード
公式サイトの『Download Free』というボタンを押します
するとアカウントの作成を求められますので
下記項目を入力し『Sign Up &Download Now』をクリックします。
無事にアカウントを作成できたらダウンロードページが開きますので
WindowsかMacかを選択してインストール用のファイルをダウンロードします。
HitFilmの無料版をインストール
インストール用のダウンロードが完了したらファイルをダブルクリックし
そのまま画面に従いインストールを進めます。
セットアップの方法を以上の3つの中から選びますが
Cドライブで特に問題がなければ上の『Typical』でOKです。
※Typical=一般的な
インストール先をDドライブにしたり
インストールするプログラムを選択するときは『Custom』を選びます
※『Complete』は、すべてのプログラムがインストールされますがディスクスペースをより多く消費します。フリー版ではあまり意味がないかも
インストールが完了したら『Finish』をクリックしてHitFilmを起動します。
HitFilmを起動したら...
HitFilmを初めて起動すると『アクティベーションの有効化』を求められるので
さきほど登録したアカウント情報を入れて認証を行います。
Welcomeの画面の『Email』『Password』を入力するだけでOKです。
※日本語化などはできないので、この先も英語表記での解説になります
新規プロジェクトを作成
HitFilmを起動したらまずは『新規プロジェクト』を作成します。
プロジェクトってなんぞ?
プロジェクトというのは、動画編集の編集内容を保存しておくファイルのことです。
そのプロジェクト設定で、フレームレートや画面サイズなどを予め決めておくのが動画編集の基本になります。
※HitFilmではプロジェクトファイルの拡張子はhfp
左上の『Create New』を押すと『New Project Setting:新規プロジェクト』の設定画面が出てきますので
ここで出力後を見据えた動画の『解像度』や『フレームレート』を設定します。
解像度(Width/Height)
画面解像度のことで一般的に普及しているフルHDなら1920 x 1080(1080 HD)です
※HitFilmの無料版はフルHDの書き出しまで対応していますが、フルHD以上の画質の出力には対応していません
フレームレート(frame rate)
1秒間におけるコマ数(フレーム数)のことで値が大きいほど滑らかに見えます
※基本的には30fpsや60fpsが一般的で、映画フィルムのような程よいコマ落ち感を演出したい動画(VLOG等)だと24fps
この設定は、最終的に出力したい動画の設定になるように設定しておきます。
例えば、FPSやアクションゲームに最適なヌルヌル映像を作りたい場合は
ゲーム映像を60fpsで録画し、プロジェクト設定で60fpsにする、と言った具合です。
動画ファイルの解像度とフレームレートを調べたい場合
エクスプローラー上で動画ファイルを右クリックして、<プロパティ>を開きます
<詳細タブ>を押すと下記画像のところで解像度とフレームレートを確認することができます
HitFilm:動画編集方法
では実際に『HitFilm』を使った基本的な動画編集について解説していきます。
※(旧)HitFilm Expressを使っている方は下記動画の解説を御覧ください
(旧)HitFilm Expressの使い方解説動画はこちら
まずはHitFilmの画面インターフェースから確認していきます。
HitFilm:画面インターフェース
画面インターフェースの基本パネル
■トリマーパネル:インポートした動画などをプレビューでチェックしたりトリミングしたりするウィンドウ画面
■メディアパネル:動画などの素材(クリップ)をインポートしたりエフェクト素材などを扱うウィンドウ画面
■エディターパネル:トラックに素材を並べて動画を作るウィンドウ画面
■ビュアーパネル:タイムラインを再生し編集内容のプレビューを行うウィンドウ画面
これらはそれぞれのパネルでできることや機能が違いますので
これらのパネルは目的に合わせて使用していきます。
補足:チュートリアルパネルを閉じたい場合は
また、デフォルトでは画面左端にチュートリアルのパネルが開いていますが
これは、メニューの『Lean』を押すことでチュートリアルパネルのON(表示)とOFF(非表示)を切り替える事ができます。
手順①プロジェクトの新規作成
Hitfilmを起動したらまずは『File』→『New』をクリックします。
すると、『New Project Setting:新規プロジェクト設定』の画面が開きますので
自分の作りたい動画に合わせてプロジェクトを設定します。
一般的な設定であれば、テンプレートのプリセットから選ぶことができますので
Templateからお好みのプリセットを選んでみてください。
※無料版はフルHDまで
テンプレート設定と編集時間
■Template:一般的なプロジェクト設定のプリセットが用意されています。
■Duration:全体の編集時間(デフォルトでは5分)を指定します。※これは後で変更可能なので自由に設定してください
また、画面解像度やフレームレート、縦横比、音声設定などを個別に設定したい場合は
『VIDEO:映像設定』と『AUDIO:音声設定』からプロジェクト設定の詳細を変更することが可能です。
VIDEO:映像設定
■Width(解像度/幅):画面解像度における横幅の値です。
■Height (解像度/高さ):画面解像度における高さの値です。
■Frame Rate(フレームレート):1秒間におけるコマ数(フレーム数)のことで数値が大きいほど映像が滑らかになります。
■Aspect Ratio(アスペクト比):縦と横の縦横比です
・Square Pixels(1,0):デジタルHDTVのことで(縦横比/16:9)の1920×1080、1280×720
・DV NTSC (0.91):(縦横比/4:3)の720×480
・DV NTSC wide (1.21):(縦横比/16:9)の704×480、352×240
・DV PAL (1.09):(縦横比/4:3)の720×576
・DV PAL wide(1.09):(縦横比/16:9)の704×576、352×288
アスペクト比は、解像度とフレームレートを決めた後でそれに合わせたものを選べばOKです。
※例:1920 x 1080解像度の30fpsならSquare Pixels(1,0)を選択
そして、音声のサンプリング周波数などの音声設定は『Audio』から行うことができます。
Audio:音声設定
■Sample Rate(サンプリング周波数):プロジェクト上で指定する周波数です。
※編集に使用する音声ファイルの周波数に合わせるのが一般的です。44,100Hz or 48,000Hz
※複数の音声ファイルを使用する際、44,100Hzと48,000Hzが混在すると音ズレの原因になることがあります
これらの項目は後で変更するとややこしくなりますので
できるだけ後から変更せずに済むようにしっかり設定しておいてください。
設定ができたら『OK』をクリックすると新規プロジェクトが開きます。
手順②動画編集に使用する素材を取り込む=インポート
新規プロジェクトが開いたら
まずは動画編集に使用するクリップを『メディアパネル』にインポートしていきます。
※動画編集では素材のことをクリップといいます。動画クリップ、画像クリップ、音楽クリップなど
※インポートというのは、クリップを特定のソフト(ここではHitFilm Express)に読み込ませることを言います
上記画像のように
直接メディアパネルに素材をドラッグ・アンド・ドロップすればインポートすることができます。
インポートした素材が音ズレする場合は?
録画時の設定によっては取り込んだ動画ファイルの映像と音声が徐々に音ズレしたりすることがあります。
そういった場合は音ズレしにくい動画ファイルに変換(※下記リンクを参照)してから取り込むようにしてください。
また、複数の音声ファイルを取り込んで編集する際に、44,100Hzと48,000Hzの周波数が混在していると音ズレの原因になることがあります。
参考URL:音ズレ防止|動画編集をする前に「HandBrake」「Audacity」等で動画や音声素材をエンコードする方法や使い方を解説
手順③動画クリップの必要なシーンだけを切り出す:トリマー/トリミング
動画などの素材をHitFilmにインポートできましたら
次は、動画クリップの必要なシーンだけを切り出していきます。
※必要な部分だけを切り出して不要なシーンを削除することをトリミングと言います。
手順②で取り込んでおいた編集したい動画をメディアパネルから選択します。
すると左上のトリマーパネルに選択した動画クリップが表示されるので
必要なシーンを『SET IN(始点)』と『SET OUT(終点)』の2点を使って範囲指定します
まず必要なシーンの始点部分に再生タイムラインバーの位置を移動させます。
※プレビューの再生機能を使用しながら移動
トリミングしたい部分の始点部分まで再生バーを動かしたら『SET IN POINT』ボタンをクリックします。
すると再生バーの位置まで青いタイムフレームが縮小されます。
この要領で次は『SET OUT POINT』で終点を指定します。
必要なシーンの終点部分に再生タイムラインバーの位置を移動させます。
トリミングしたい部分の終点部分まで再生バーを動かしたら『SET OUT POINT』ボタンをクリックします。
これで始点と終点の2点の範囲を指定することができましたので
このシーンを『エディターパネル:タイムライン』にドラッグ・アンド・ドロップします。
補足|タイムラインに挿入後に不要なシーンを削除したい場合=カット
『エディターパネル』にクリップを挿入後に不要なシーンを削除したい場合は手動でクリップを分割しカットします。
※動画編集では不要なシーンを削除することをカットと言います
クリップを分割するには『エディターパネル』の『Slice Tool:スライスツール』を使用します。
『Slice Tool:スライスツール』を選択後、クリップを分割したいポイントをクリックします。
するとクリックした地点を中心として前後に分割されます。
不要なシーンが分割されましたら『Slice Tool:スライスツール』を『Selection Tool』に切り替えて
不要なシーンを選択しDELETEキーを押して削除します。
あとは必要に応じてクリップを詰めていくだけでOKです。
※これらは他の素材(音楽ファイル等)でも同じようにカットすることができます。
最終的に必要なシーンだけを残すとこんな感じです。
手順④異なるシーンに切り替わる効果を適用=トランジション
カットやトリミングが終わって不要なシーンが削除できたら
異なるシーンのつなぎ目にトランジションのアニメーションを適用してみましょう。
※トランジションというのは、動画編集においての場面切り替え効果を指します
※一般的なものでいうと、徐々に暗くなっていくフェードアウト(ディゾルブ)などが有名です
トランジションを追加するにはまず、異なるシーンを隙間なく並べて配置します。
そしてメディアパネルの中にある『Effects』タブを開きます。
続いてその中にある『Transitions - video』を選択すると映像用のトランジションが一覧表示されます。
※Transitions-Audioは音声用のトランジション
一覧表示された中からお好みのトランジションを選び『2つのシーンの境目』にドラッグ・アンド・ドロップします。
※『Upgrade』と書かれていないものだけが無料で使えるトランジションになります
するとドラッグしたポイントにトランジションが適用されます。
※始点か終点をドラッグすることでアニメーション時間を調整することもできます。
単一クリップの始まりや終わりにもトランジション設定が可能!
トランジションはシーンとシーンの間だけではなく、単一クリップの冒頭や終わり部分にも適用することができます。
例えば単一の動画クリップの冒頭に『Additive Dissolve』を適用すればお手軽にフェードインの映像効果を施すことができます。
手順⑤タイトルテキストを作成=テロップ
次にタイトルクリップ(素材)を作成してテロップを表示させますので
テロップを表示したい位置に再生バーを移動します。
※タイムラインが狭い場合は、エディターパネル左下の『+』で拡大できます
次にプレビューパネルの(テキスト)をクリックします。
そしてテロップを出したい位置を(ざっくりでOK)クリックするとタイトルクリップがタイムラインに作成されます。
※この時ビデオトラックが自動で新規追加されますので手動でトラックを用意しておく必要はありません
ここにお好みの文字列を入力します。
※表示時間を調整したい場合はクリップの始点や終点をドラッグして調整します。
※表示タイミングを変更したい場合は、クリップそのものをドラッグしてタイミングを調整します。
テキストは『メディアパネル』を『TEXT』に切り替えると細かくデザインを施すことができます。
補足|テキストの表示位置を変えたい時は
テキストの表示位置を変えたいときは
『プレビューパネル』のツールを『Selection』に切り替えるとテキストの表示位置をドラッグできるようになります。
補足|テキストに境界線をつけたい時は
テキストに境界線をつけたいときは『Outline』をクリックしてパラメータを調整できます。
『数字の値』が境界線の太さで、その横の『カラー部分』をクリックすると境界線の色を設定可能です。
Outlineの種類
■Over Fill:外側
■Under Fill:内側
■Centered:中央
補足|シャドウをつけたい時は
テキストにシャドウをつけたいときは
『メディアパネル』を『Effects』に切り替えて『Drop Shadow』をクリップにドラッグ・アンド・ドロップします。
『メディアパネル』を『Controls』に切り替えて細かくパラメータを調整します。
HitFilm Expressのテキスト関連記事
手順6. 音楽を追加する:BGM
映像関連の編集が終わりましたら、最後にBGMを追加してみますが
タイムラインにBGMを追加する前にBGMクリップを入れる『オーディオトラック』を追加しておきましょう。
トラックってなんぞ?
トラックというのは、クリップを動画として表示するために必要な入れ物のことです。
複数のトラックを使うことで複数の素材を同時に表示することができます。
■ビデオトラック:動画の映像部分や画像、テキストなどの映像に関する素材を入れて使用
■オーディオトラック:動画の音声部分やBGMなどの音声に関する素材を入れて使用
新規でオーディオトラックを追加する
動画とBGMを同時に重ねるには新規のトラックが必要になります。
『BGMなどの音声クリップを入れることができるオーディオトラック』を追加する場合は
『エディターパネル』にある現在のオーディオトラック付近を右クリックし『Insert Track』をクリックします。
※映像やテキストクリップを入れることができるビデオトラックを追加する場合はビデオトラック付近を右クリックして『Insert Track』をクリック
すると新規のトラックが追加されますので、ここに動画と重ねるBGMを入れていきます。
オーディオトラックにBGMを挿入
あらかじめ『メディアパネル』に取り込んでおいたBGMクリップを
先程追加したオーディオトラックにドラッグ・アンド・ドロップします。
そして映像に対してBGMが長い場合は
手順③で使用した『Slice Tool』を使って不必要な部分をカットします。
BGMの音量ボリュームを調節する
音量の調節は、『エディターパネル』のタイムラインに配置したBGMクリップから直接行うことができます。
音声クリップに表示されている白いバーが音量調節ダイヤルですので
このバーを上下させることでボリュームを調節することができます。
BGMにフェードアウトを設定
BGMなどの音声クリップは
『無音から徐々に音が大きくなるフェードイン』や『徐々に音が無音になっていくフェードアウト』を設定することができます
まず『メディアパネル』を『Effects』に切り替えて『Transitions - Audio』を選択します。
この中にある『Fade』をBGMクリップにドラッグ・アンド・ドロップします。
※フェードインなら始点地点、フェードアウトなら終点地点にドラッグします
あとはフェードの長さをドラッグで直接動かして調節します。
手順⑦編集内容を動画ファイルとして出力する=エンコード
編集が終わりましたら、最後に動画ファイルとして出力します。
※動画編集では動画に出力することをエンコードと言います
画面上部の『Export』→『Add to Queue』→『Contents』をクリックします。
※『In-to-Out Area』はビュワーパネルの始点と終点を設定することで範囲出力ができる項目
すると『Exportパネル』にキューが追加されます。
次に書き出し設定を行うためにタブを『Queue』から『Presets』に切り替えます。
するとプリセットの一覧が表示されますので、自分の作りたい動画に合うプリセットがあればそれを選択してください。
新しく書き出しプリセットを用意する場合は
画面右上の『New Preset』をクリックし最適な拡張子を選びます。
※通常の動画なら『mp4』『mov』
書き出し設定画面が開きますので任意の設定に変えていきます。
基本的なパラメータ
■Dimension / 解像度:From Sourceにチェックを入れると手順①で設定したプロジェクト設定を引き継ぎます。
■Frame Rate / フレームレート:From Sourceにチェックを入れると手順①で設定したプロジェクト設定を引き継ぎます。
■Encoding:割り当てるビットレート(データ量)などを指定できます。
この項目は少し専門的でややこしいのですが、書き出し後の動画を今後編集する可能性がある場合には
『Constant Bitrate(固定ビットレート)』でビットレート値は20.000 Mbps程度(60fpsなら倍の40.000 Mbps程度)がおすすめです。
※Constant Bitrate:動画サイズは大きくなりますが、視聴だけでなく書き出し後の動画を編集する際にも安定します。Variable Bitrateは視聴用なので編集には不向き
※ビットレート:大きいほど画質が綺麗になりますがオリジナルより綺麗になることはありません。またYoutubeにアップロードすると10.000 Mbps程度まで再エンコードされます。
書き出し設定が決まったら、わかりやすい名前を入力しOKをクリックします。
そして『Queue』パネルに戻り、Preset→
作成したプリセット(or お好みのプリセット)をダブルクリックし選択状態にします。
最後に『Output』で保存先と名前を指定し『Start Exporting』をクリックします。
無事にエンコードが終了したら『Output』部分をクリックして動画が出力されているかを確認してください。
(旧)Hitfilm Express の豆知識のコーナー
(旧)Hitfilm Expressのつまりそうなポイントや豆知識などを記していきます。
HitFilm Expressは過去の無料版のシリーズになります。
(旧)Hitfilm Expressのロゴマーク(ウォーターマーク)が真ん中に表示される
出力した動画の真ん中に大きく『Hitfilm Express』とウォーターマークが表示されるのは
アクティベーションを行っていないのが原因です。
画面右上にある『Activate』をクリックしアクティベーションを行ってください。
(旧)Hitfilm Expressのロゴマークが右下に表示される
『HitFilm Express』というウォーターマークが右下に表示される場合は
有料のAdd-onのエフェクトかトランジションを使用しているのが原因です。
エフェクトパネルの『Add-on』と表示されているものを使わないようにしてください。
(エフェクトを削除する場合は、適用している素材を選択して、Controlパネルを開き、該当のエフェクトを削除してください)
動画のプレビューが重たくて再生しづらい時は『Pre Render(プリレンダリング)』
HitFilm Expressはh.264等の一部動画コーデックと相性があまり良くなく
編集時に重たくなる傾向があります
なのでh.264などのコーデックで圧縮された動画ファイルを使って編集する場合は
『Pre-Rendering』という機能を使うのがおすすめです。
※プリレンダリングは事前書き出しのことで編集に適した動画ファイルに置き換えること
※Pre-Renderingを行った動画ファイルは物凄くスムーズに編集することができますが、HDD容量を多く使用しますのでご注意ください。例:ゲーム動画10分で100GBほど
まず『メディアパネル』からプリレンダリングしたい動画を右クリックし
『Pre-Render』→『Make Pre-Render(s)』を押します
するとプリレンダリングが開始されますのでアイコンが再生ボタンになるまで編集を一時中断しお待ち下さい。
※このマークになれば編集を再開してOKです
Pre-Renderファイルの保存先を指定する
Pre-Renderのプロキシファイルのファイルサイズは結構重たい(オリジナルよりもファイルサイズが大きい)ので
保存用のストレージに変更しておくのがおすすめです。
File→Options→Pre-Render→Select Folderと進めると保存先フォルダを指定することができます。
プレビューが重たい、うまく再生できない
『プレビューパネル』が重くてうまく再生できないときは画質を下げて再生してみてください。
『プレビューパネル』右下付近でプレビューの画質設定を行うことができます。
■Full(最高画質)←再生中の解像度
■1/2(Fullの半分の画質)←再生中の解像度
■1/4(Fullの1/4の画質)←再生中の解像度
■Playback Quality:再生中の画質の設定
※Final 、Draft、Quick、Fastestの順で軽くなりますがFastestだと再生時のみエフェクトやキーフレームアニメーションが無効になります
■Paused Resolution:停止時の解像度(停止時は負荷が軽いので画質を高めてもOKです)
■Paused Quality:停止中の画質の設定
※Final 、Draft、Quick、Fastestの順で軽くなりますがFastestだと再生時のみエフェクトやキーフレームアニメーションが無効になります
総括:動画編集ソフト『HitFilm』の無料版インストール方法と使い方を解説
というわけでいかがでしたでしょうか
個人的にこのソフトを使ってみて
『日本語対応してないけど、めちゃくちゃ使いやすい』と感じました。
インターフェースが洗練されているので、直感的にとてもわかりやすいのが良いです。
トランジションの種類は少ないですがキーフレームアニメーションも使えますし
比較的なんでもできる良いソフトだと思います。
その他の無料動画編集ソフト