製品版:Movavi Editor Plusに対応
シンプルなインターフェースで初心者でも使いやすい動画編集ソフト『Movavi Video Editor Plus』の紹介です。
カジュアルな価格帯の値段設定である¥8,300円~となっています。
Movavi Video Editorの特徴
- 通常版が5,700円
- 1年間の定額サブスクリプションなら年間 8,300円
- Windows版、Mac版にも対応
- 日本語に対応
- シンプルなインターフェースで使いやすさは抜群
- 個別で用意したLUTに対応
このソフトは『買い切りの通常版』と『1年定額制サブスクリプションプラン』がありますが
1年の定額制サブスクリプションプランなら年間コストが¥5,700円という価格で使用可能です。
買い切りの通常版であれば、新しいバージョンが出た時に無料でアップデートはされませんが
アップデートが不要であれば、以後お金が掛かることはないのが大きなメリットです。
『Movavi Video Editor Plus』の最小要求スペック(下記参照)についてですが全体的に易しめだと思います。
Movavi Video Editor / 動作スペック | |
OS | Mac OS X 10.10以上 Windows 7/8/10以上 |
ディスプレイ | 1280 × 768 の画面解像度、32 ビットカラー |
CPUプロセッサー | (MAC版)64 ビット Intel® プロセッサ (Windows版)Intel®、AMD®、または互換性のあるデュアルコア プロセッサ (1,5 GHz) |
RAM | (MAC版)256MB (Windows版)2GB |
グラフィックカード | Intel® HD Graphics 2000 NVIDIA® GeForce® シリーズ 8/8M、Quadro FX 4800、Quadro FX 5600 AMD Radeon™ R600、Mobility Radeon™ HD 4330、Mobility FirePro™ シリーズ、Radeon™ R5 M230 以上のグラフィックカード (最新ドライバを使用) |
Movavi Video Editorのパッケージの種類について
Movaviは大きく2つのパッケージに分けられています。
2つのパッケージ
- 『Movavi Video Editor Plus』:通常版 or サブスクリプションプラン
- 『Movavi Video Suite』:通常版+追加ツール統合
それぞれのパッケージの違いは
動画編集以外のツール(レコーダーで書き込める形式のDVDへの焼き込みなどの機能)が入っているかどうかです。
普通に動画編集だけをするのであれば『Movavi Video Editor Plus』がおすすめですがPC画面を録画(ゲームなども可)したり
作成した動画をレコーダーで再生可能なDVDに焼いたりしたい場合には『Movavi Video Suite』があると便利です。
通常版(買い切り or サブスクプラン)の『Movavi Video Editor Plus』
通常の動画編集ソフトの『Movavi Video Editor Plus』では
一般的な動画編集だけを行うことができますので、Youtubeに動画をあげたい場合はこちらがオススメです。
比較的通常の動画編集ならなんでもできるソフトになっています。
エフェクト(視覚効果)もシンプルにオシャレなものが多いですしテキストのテンプレートも基本おしゃれです。
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Movavi Video Editor Plus ならキーフレーム機能が使用可能に!
Movavi Video Editor Plusならキーフレームアニメーションが使えますので
例えば、『1秒かけてA地点からB地点までクリップを移動』といったアニメーションが実現可能になります。
ハイライトと隠蔽ツール
ハイライトと隠蔽ツールでは
指定した範囲を隠したり、指定した範囲以外をぼかしたりすることが可能になります。
マルチメディアツール:『Movavi Video Suite』
このパッケージでは、動画編集ソフトだけでなく
動画編集に必要な機能が追加で使用可能になる最上位のパッケージになっています。
追加で使用できるツール
- ビデオ+オーディオ変換ソフト
- PCの画面キャプチャソフト
- カメラ+VHS+テレビのビデオキャプチャソフト
- オーディオ録音ソフト
- ビデオ分割ソフト
- 動画再生ソフト
- データ+ビデオ+オーディオ+画像をディスクに書き込むorディスクからコピーするソフト
- 画像変換ソフト
- スライドショー作成ソフト
- Movavi Photo Editor
少しお値段がお高くなりますが、動画編集だけでなく
動画編集+αの機能が一式追加された贅沢なパッケージになります。
Movavi Video Suiteではレコーダーで再生できる形式でDVDに書き込みできます
レコーダーで再生できる動画形式でDVDを焼きたいといった場合は
こちらのパッケージのディスク書き込みソフトでDVDへの書き込みを行うことが出来ます
なので動画編集以外のツールで欲しい物があればこの『Movavi Video Suite』がいいかなと思います。
その他『PCの画面キャプチャソフト』も付いてくるので、
例えばゲーム画面などをマイク音声込みで手軽に録画することが出来ます。
※FPS60まで対応
あらゆる商用利用が可能な『Movavi Video Editor Business』
ビジネス向けの商用利用をお考えの方は『Movavi Video Editor Business』を購入する必要があります。
商用というのは、例えばこの動画編集ソフトを使用して
金銭的対価と引き換えに企業のプロモーション動画を作成するなどが当たります。
商用利用について:Business版じゃないとYoutubeで収益化してはいけない?
一部例外として、商用利用に当たらないモノとして規定されているのが
Youtubeなど類似するサービスにアップロードして収益化すること、は商用利用に当たらないとされています。
ただし、movavi公式サイトへのリンクが説明文に書かれていることが条件となりますので、記載のお忘れなきようよろしくお願いいたします。
私的な使用を意図されたソフトウェアバージョンおよび体験版は、商業的目的で使用することはできませんが、次の例外があります: 作成したビデオに添えた説明に、ビデオが本ソフトウェアで作成されたという旨の記述が含まれ、http://www.movavi.com/jp/ へのリンクが含まれている場合に限り、YouTube または類似のサービスでの収益化を目的としてビデオを作成するためにあらゆるバージョンのソフトウェアを使用することは本契約の違反にはなりません。
結論:個人的にオススメのパッケージはコレ
やはり、値段と機能のバランスを見た感じ、
『Movavi Video Editor Plus』がおすすめかなと思います。
Movavi Video Editor Plusの体験版をダウンロード
Movavi公式サイトから無料版をダウンロードする方法
Movavi 公式サイトから[無料で体験]ボタンをクリックし
『MovaviVideoEditorPlusSetupC.exe』というファイルをダウンロードします。
ダウンロードした『ファイル』をダブルクリックしてインストールを行います。
インストール画面になったら、インストール設定からインストール先を確認しておいてください。
あとは、[使用許諾契約書に同意します]にチェックを入れて、インストールボタンを押せばインストール作業が開始されます。
これでインストール作業は完了です。
Movavi Video Editor Plusの使い方
ソフトを起動したらチュートリアルが起動しますのでその流れに沿って説明していきます。
手順①動画編集で使う素材ファイルをインポート
まずはじめにインポートのチュートリアルが出てくるので、それに従いインポートをします。
「インポート」というのは、ソフト上に素材ファイルを取り込むことを言います。
インポートされたファイルはMovaviの編集画面から素材ファイルとして使用可能になります。
※動画編集では素材ファイルのことを「クリップ」と呼び、取り込んだ後はエクスプローラー上で素材ファイルの位置を変更しないようにしてください。
まずは上の図のように取り込みたいファイルを左上のインポート画面にドラッグします。
これでファイルの取り込みは完了ですが
動画編集に必要な素材(音楽や動画、画像など)があればその都度インポートを行っていきます。
インポートしたファイルは下記のようにソフト上で選択可能になりますので
いつでも使いたい時にこの<インポート>→<メディア保管庫>からクリップを呼び出して使用することができます。
インポートした素材が音ズレする場合は?
録画時の設定によっては取り込んだ動画ファイルの映像と音声が徐々に音ズレしたりすることがあります。
そういった場合は音ズレしにくい動画ファイルに変換(※下記リンクを参照)してから取り込むようにしてください。
※音ズレしやすい動画ファイル=iPhoneで撮影された長時間のmovファイルやShadowPlayで録画したゲーム動画
また、複数の音声ファイルを取り込んで編集する際に、44,100Hzと48,000Hzの周波数が混在していると音ズレの原因になることがあります。
手順②タイムライン上に素材ファイルを挿入
次に、手順①で取り込んだクリップをタイムラインウィンドウに挿入します。
タイムラインというのは、実際に動画を作り上げていくウィンドウのことで
動画、画像、音楽、タイトル等のクリップを並べて1つの動画を作り上げていきます。
まず、上図のように、インポートウィンドウからお好みの素材を下の『タイムラインウィンドウ』にドラッグします。
すると、タイムライン上に素材ファイルが挿入、配置されます。
ここから必要に応じて、要らない部分をカットしたりします。
そして、タイムライン上で行う編集は大まかに以下の7個のアイコンになります。
:分割
現在位置で選択したクリップを切り離します。
:回転
選択した映像(動画or画像)クリップを90度回転します。
:トリミング
選択したクリップのエッジをトリミングします。
:色調整
選択したクリップの色を強化および調整します。
:クリップのプロパティ
選択したクリップを編集します。
※逆転というのは逆再生のことですが、結構重いので要注意です
:トランジションウィザード
すべてのクリップにトランジションを一括適用します。
※トランジションというのは、場面が切り替わるアニメーションのことで、例えば黒い画面にフェードアウトしていくモノなど
:マーカーの追加
関心のある瞬間にマークするとビデオ全体をより簡単にナビゲーションできるようになります。
※要はマーカーをつけて場面をわかりやすくしたりするしおりのようなもの
タイムライン上の操作はたいていこの上のコマンドになります。
基本的には要らない部分と要る部分の間を分割していき、要らない部分を削除していくような使い方になると思います。
手順③フィルタ効果を適用する
次に映像素材(画像 or 動画)にフィルタ効果を適用する方法を解説します。
フィルタ効果というのは、モザイクを施したり、淡い光を加工したりと、いわゆる視覚的な特殊効果(エフェクト)を施す機能です。
使い方は、上図のように使いたいフィルタを使いたい素材にドラッグするだけで適用されるので超簡単です。
※適用の強度である『%』で特殊効果の強度を調整します。
Movavi Video Editor Plus:フィルター例
手順④シーンのつなぎ目にトランジションを適用
動画編集では基本的に動画の要らない部分をカットして繋げていきますが
大きく場面(シーン)が変わる時などに重宝するのがトランジションという場面の切り替え効果です。
使い方は、上図のように2つの場面の境目にお好みのトランジションをドラッグするだけでOKです。
トランジションはカッコいいですけど使いすぎるとくどくなるので注意が必要です。
あくまでも場面の切り替えを印象づけたい場合に使用するのがおすすめです。
手順⑤動画にテロップ(テキスト)を入れる
次に動画にテキストクリップを使ってテロップを入れていく方法を解説します。
Movaviのメニューにある『タイトル』を開くと
テキストテロップのテンプレートがずらっと並んでますので
好みのテキストのテンプレートを選んで、タイムライン上の『テキストトラック』にドラッグします。
トラックってなんぞ?
トラックというのは、クリップを動画として表示するために必要な入れ物のことです。
複数のトラックを使うことで複数の素材を同時に使用することができます。
- 映像トラック:動画や画像などの映像素材を入れて使用
- 音声トラック:BGMなどの音声素材を入れて使用
- テキストトラック:作成したテキスト素材を入れて使用
タイムラインに配置した後は、『テキストクリップ』をダブルクリックすると
『クリップ編集』の画面が開きますので、ここで文字列やテキストの色など細かく調整することができます。
テキスト編集の基本解説ページ
手順⑥「すべてのツール」で素材の編集
『すべてのツール』タブには
Movaviに搭載されている映像と音声クリップに使用する全ての編集機能がまとめられています。
必要に応じてこれらの機能を使用します。
画像や動画素材用:ビデオ編集ツール
ビデオ編集ツールには以下の機能が搭載されていますので
動画や画像を編集する際に必要な機能を使用します。
ビデオ編集ツール
- 色調整
- トリミングと回転
- アニメーション
- パン及びズーム
- 固定化
- 強調表示/隠す
- クロマキー
- スローモーション
- シーン検出
オーディオ編集ツール
オーディオ編集ツールには以下の機能が搭載されています。
オーディオ編集ツール
- イコライザー
- ノイズ除去
- オーディオ効果
- 拍子の検出
手順⑦動画のエクスポート:エンコードを行う
タイムラインにクリップを並べて動画編集が終わった後は動画のエクスポート(書き出し作業)を行います。
映像制作におけるエクスポートとは
動画編集ソフトで編集した内容はプロジェクトファイルと呼ばれるファイルに保存されています。
このプロジェクトファイルの編集内容を元に1つの動画ファイル(mp4など)に出力することをエクスポートと呼びます。
エクスポートは目的に応じて、最適な設定にしなければなりません。
例えば、YoutubeにFull HDの画質で上げたい場合は、
mp4を選択し 詳細をクリックします。
すると詳細を設定できる画面が開きますので
1920 x 1080解像度でフレームレートは30か60あるいは24にして書き出したりするのが一般的です。
※下記画像は一例ですが、僕がYoutubeにあげるならこのような感じの設定にします。
Movavi Video Editor でよくありそうなQ&A
Movavi Video Editorでよくありそうな問題や疑問点を質問形式で答えていきます
MovaviってMacで使える?
MovaviはMac版にも対応しておりますので以下リンクから体験版をダウンロードすることが出来ます
Movavi Video Editor Plusの体験版をダウンロード
Movaviって結婚式ムービーに使える?
テロップやエフェクトが使いやすいものが多いので個人的には結構使えるんじゃないかと思っています。
また、追加で購入する必要はありますが
追加エフェクトでWedding Packを購入するともっと結婚式っぽい素材を使うことができるのでおすすめです
→おしゃれ素材参考URL
Movavi Video Editorまとめ
というわけで以上『Movavi Video Editor』の紹介でした。
動画編集ソフトとしての使いやすさはピカイチでテキストのテンプレートの出来もそれなりにおしゃれです。
場面切り替え効果(トランジション)や視覚効果エフェクトもそれなりに使いやすいモノがまとめられていますが
使いやすさを重視している分、エフェクトの設定項目がほとんどないのが良くも悪くもあるといった感じです。
またこの『Movavi Video Editor Plus』単体ではDVDに焼き込んだりできなかったり
痒いところになかなか手が届かない感じがありますが
普通に動画編集を行うという点ではほとんど困ることがないくらいのコストパフォーマンスに優れたソフトだと思います。
趣味で動画を作ってYoutubeなどに挙げるのが目的なら『Movavi Video Editor Plus』で十分オシャレな動画を作ることができると思います。