テキストのグランジ加工
PowerDirectorのBCC Grungeというエフェクトを使って、かすれたようなグランジ加工のテキストを作成する方法を解説
■ざっくり手順
①太めのテキストを作成
②BCC Grungeを手順①のテキストに個別適用
③各種パラメータを調整
製品版PowerDirector 365 / Ultimate以上に対応
もくじ
グランジ加工の作成方法
作成手順
①太めのテキストを作成
②BCC Grungeを手順①のテキストに個別適用
③各種パラメータを調整
手順①タイトルデザイナーで太めのテキストを作成
まずは、タイトルデザイナーを使ってグランジ加工用のテキストを作成するので
PowerDirectorのタイトルルーム→デフォルトをタイムラインに配置します。
次に配置したタイトル素材をダブルクリックしてタイトルデザイナーを開きます。
お好みの書体とサイズでグランジ加工したいテキストを作成します。
※太めの書体(ゴシックなど)がおすすめです
手順②BCC Grungeを個別適用
続いて手順①で作成したテキスト素材に
『BCC Grunge』というグランジ加工ができるエフェクトを個別適用します。
PowerDirector→エフェクトルームを開いて
『サードパーティ』の中にある『BCC Grunge』をテキスト素材にドラッグします。
※BCC GrungeはPowerDirector 365 / Ultimate以上に搭載
するとテキストがグランジ加工され、かすれた質感になります。
ココに注意
テキスト素材を選択するとエフェクト効果が消える場合がありますが、
『テキスト素材』を選択→『エフェクト』をクリックすることでエフェクト効果が見えるようになります。
手順③各種パラメータを調整
最後にパラメータを調整してお好みのグランジ加工にしていきます。
※パラメータが複雑な点にご留意ください。
まず先にオリジナルとミックスの値を0に
パラメータを細かく調整する前に一番下にあるパラメータの
『オリジナルとミックス』の値を0にしておいてください。

Textures:テクスチャ
テクスチャーを使用にチェックを入れることで
グランジ加工に使用するテクスチャを選択することができます。
テクスチャ例
ミックスを適用
テキストとテクスチャにおける合成方法と強度を調整できます。
色
素材元(ここでいうテキスト)の色を指定することができます。
※濃淡色で色を指定+濃淡の量で強度を調整(200が最大強度)
タイトルデザイナーでテキストの色を変えるのと同じなので
一括調整でいいなら、タイトルデザイナーを開く必要のないこっちのほうが時短できます。
エロージョン
侵食強度のことで、指定したテクスチャの色がついている部分を侵食部としてかすれさせることができます。
※量の値で強度調整します。200が最大侵食強度
使用テクスチャ:VV BlackandWhiteGrunge 03
色:ON、グレー
エロージョン:ON、111
エロージョンをONにする場合は、
背面にカラーボードを配置したりするとかすれている部分が強調されておすすめです。
管理人コメント(まとめ)
というわけで、いかがでしたでしょうか。
BCC Grungeをテキストに個別適用するとお手軽にかっこいいグランジ加工ができますので
色々とテクスチャなどを変えて遊んでみてください。
グランジ加工したテキストにシャドウをつけたい場合は
『BCC Drop Shadow』を重ねがけしてみてください。