エフェクトルーム / 視覚効果演出

『BCC Two Strip Color』エフェクトでヴィンテージ風カラーに動画編集する方法|PD用

2018年10月24日

景品表示法に基づく表記:本サイトにはプロモーションが含まれている場合があります

製品版PowerDirector Ultimate以上 + win版:PowerDirector 365以上に搭載

 

 

動画編集ソフト『PowerDirector Ultimate~』『win版:PowerDirector 365』プラン以上に搭載されている

『BCC Two Strip Color』を使用することで、ヴィンテージ風のカラー映像に仕上げることができます。
※セピアやモノクロとは異なり着色される色がヴィンテージ加工風

 

 

エフェクト:視覚効果について

動画編集においてのエフェクトというのは、視覚効果などを表します。色調を変えて白黒にしたり光源を光らせて神秘的な視覚演出を行えたり、様々なエフェクトがあります。

 

 

 

BCC Two Strip Color 概要

 

 

『BCC Two Strip Color』は、Two Strip Color 処理をしたような一昔前の色合いに変換するエフェクトです。
※Two Strip Color Process:1920年代から1950年代初頭にかけて、白黒フィルムに色を付ける際に使用された二色法による着色処理のこと

 

 

 

 

これは、1920年代から1950年代初頭にかけて

Technicolorで主流だった2色法/ 3色法に似た色合いをシミュレートするために使用されます。

 

 

 

Technicolorって?

テクニカラー(Technicolor)はカラー映画の彩色技術を開発した企業またはその彩色技術の通称である。フィルムの現像、プリント、テレシネなど、ポストプロダクションを行っている。1916年にアメリカ合衆国で起業し、その後数十年に亘り進化を続けた。現在は現テクニカラー社の一部門となっている。同社で処理された映画作品は、クレジットでCOLOR BY TECHNICOLORと表示され、テクニカラー作品などと呼ばれることが多い。 同業のデラックス社とは長年のライバル関係にある。

出典:ウィキペディアより

 

 

BCC Two Strip Color全体適用:画像

 

 

映像素材に『BCC Two Strip Color』を適用すると

一昔前のビンテージ風の色合いに加工することが可能です。

 

 

一般的に映像素材向けのエフェクト

映像の色を昔風の色合いにシュミレートするものなので、動画や画像等に使用するのが一般的です。

 

 

使用方法|BCC Two Strip Color エフェクト

 

 

BCC PrismはPowerDirectorのエフェクトルームから使用することができます。

『エフェクトルーム』→『BCC Two Strip Color』をタイムラインのエフェクトトラック or 素材に挿入して使用します。
※このエフェクトは従来のPowerDirectorのエフェクトと同様に2つの使用方法があります。

 

 

 

 

エフェクトの2つの使用方法

・全体適用:エフェクトトラックに入れて画面全体にエフェクトを掛ける

・個別適用:画像や動画素材に個別適用してその素材だけにエフェクトを掛ける

 

 

このエフェクトを画面全体に掛けたい場合は、エフェクトトラックに挿入して使用

単体の映像や画像だけに適用したい場合は、素材に直接ドラッグして個別適用して使用します。

 

 

エフェクトトラックにBCC Two Strip Colorを挿入した場合は、『修正』をクリックするとエフェクトの設定画面が開きます。
※素材に個別適用した場合は、素材を選択後→エフェクトをクリック

 

 

 

 

プリセット|BCC Two Strip Color

 

 

『BCC Two Strip Color:エフェクト』には

7つのプリセットが含まれており、エフェクト設定画面の左下の項目から選ぶことができます。
※エフェクトトラックに挿入した場合は『修正』をクリック / 単体素材に個別適用した場合は、『エフェクト』をクリック

 

 

 

 

オリジナル:エフェクト未適用

 

 

左がオリジナル映像(そのままの画像)で右がカラーテストの画像です。

以下プリセットでどのように色調が変わるのかを確認してみてください。

 

 

プリセット①デフォルト

 

エフェクトを掛けた直後のデフォルト:プリセットです。

2つの色を使ったTwo Strip Color:2色法の色合いがシュミレートされるのが特徴です。

 

 

プリセット②Cool Off

 

 

『涼む』という意味を持つCool Offのプリセットでは、

減法混色法(シアン+マゼンタ+ピンク)を使った青い色調のビンテージ加工がシュミレートされます。

 

 

プリセット③Flat Pink

 

 

Flat Pinkのプリセットでは、減法混色を使用+バルブカラー(ホワイトカラー)が淡いベージュのプリセットで

映像の白い部分がベージュにシュミレートされるのが大きな特徴です。

 

 

プリセット④Blue Wash

 

 

Blue Washは暗い青色が強くシュミレートされるプリセットです。

 

 

プリセット⑤Faded Red Tone

 

 

Faded Red Toneは加法混色で色あせた感じのトーンがシュミレートされるプリセットです。

どの色も彩度が少なく色あせているのが大きな特徴です。

 

 

プリセット⑥Light Blue Wash

 

 

Light Blue Washはプリセット④のBlue Washよりも明るい青色がシュミレートされるプリセットです。

 

 

プリセット⑦Got the Blues

 

 

Got the  Blues はブルー系の中でも落ち着いた青色がシュミレートされるプリセットです。

 

 

エフェクトの設定|各種パラメータ

 

 

このエフェクトは、お好みのプリセットを選んでから各種パラメータを微調整するのがおすすめです。

各種パラメータはエフェクトの設定画面から調整可能です。
※エフェクトトラックに挿入したエフェクトは『修正』をクリック
※素材に個別適用した場合は、素材を選択後→エフェクトをクリック

 

 

 

 

主なパラメータ

グレインON:フィルム粒子のアニメーションをシュミレートするパラメータ

グレイン量:グレインがON時にグレイン粒子量を設定するパラメータ

グレインサイズ:グレインがON時にグレイン粒子のサイズを設定するパラメータ

彩度:映像の彩度を調整するパラメータ

輝度:映像の輝度(明るさ)を調整するパラメータ

露光量:映像の露光量(光の強度)を調整するパラメータ

オリジナルでミックス:エフェクトを元のフィルタリングされていないクリップとブレンドする値。0が最大強度で200が最小強度

赤フィルターカラー:赤のフィルタの色を指定します。

青・緑フィルターカラー:青・緑(シアン)のフィルタの色を指定します。

 

方法:加算式が選択されている場合

赤色素(加算):加算的が使用されている場合、レイヤーに使用されている赤カラー要素の色を指定します。

青・緑色素(加算):加算的が使用されている場合、レイヤーに使用されている青・緑(シアン)要素の色を指定します。

 

方法:減算式が選択されている場合

バルブカラー(減算):減算時のみ適用される項目で、白色の色を指定します。

赤色素(減算):減算的が使用されている場合、レイヤーに使用されている赤カラー要素の色を指定します。

青・緑色素(減算):減算的が使用されている場合、レイヤーに使用されている青・緑(シアン)要素の色を指定します。

 

 

総括:『BCC Two Strip Color』エフェクトでビンテージ風の色調に!

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

 

このエフェクトを適用するとお手軽に昔ながらのカラー色調に加工することができます。

昔風の映像演出をしたい場合などに最適なエフェクトになるかと思います。

 

 

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

入江

管理人の入江です。ゲームを録画したり動画編集したりするのが趣味です。PowerDirector シリーズを愛用しており少し凝ったアニメーションの映像素材等を公開(無料&有料)しています。著書:2024年6月10日発売 『今すぐ使えるかんたん YouTube動画編集入門 改訂新版 (技術評論社)』

-エフェクトルーム / 視覚効果演出

Copyright© お遊び動画編集部! , 2024 All Rights Reserved.