製品版PowerDirector Ultimate以上 + win版:PowerDirector 365以上に標準搭載
※過去バージョンでもグレード次第で搭載されている可能性が高いです
製品版『PowerDirector Ultimate』以上のパッケージと『PowerDirector 365』プランに標準搭載されている
『BCC Fast Film Glow』を使用すると、シンプルかつ高品質なグロー加工を施すことができます
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エフェクトってなんぞ?
動画編集においてのエフェクトというのは、視覚効果などを指します
色調を変えて白黒にしたり光源を光らせて神秘的な視覚演出を行えたり、様々なエフェクトがあります

OpenCL技術を使っているので、GPUを搭載している環境だと従来のグローフィルターよりも軽いらしいです
もくじ
BCC Fast Film Glow 概要
『BCC Fast Film Glow』は、OpenCL技術を使用することで
パフォーマンスを飛躍的に向上させたアクセラレーションフィルタです
『BCC Fast Film Glow』は
オブジェクトフレームに強い光源を受けて画像が輝くような従来のフィルムグローの外観効果を生成します
グローフィルタの一般的な使い方というのは
オブジェクト内の白を輝かせるようにすることであり、デフォルト設定でこれを行います
そのフラッシュを白い輝きにするには
0から最大値までの<グロー強度>パラメータをアニメートするだけです
Glow Threshold(:閾値)のパラメータコントロールは
特定のソースクリップにある明るさの範囲に基づいて
どの領域または画像がグローに寄与するかを調整するのに非常に役立ちます
しきい値カラー値を白以外の値に設定すると、同じカラー値のピクセルがグローに寄与しなくなります
フィルタの使用方法
PowerDirectorでこのエフェクトを使う場合は
『エフェクトルーム』→『サードパーティ』→『Boris FX stylize』から
『BCC Fast Film Glow』を使用したい部分のタイムラインに挿入して使います
このタイムライン上のエフェクトをダブルクリックすると
エフェクト設定画面からエフェクトを細かく調整することができます
ですが、まずはプリセットを確認してみましょう
BCC Fast Film Glow プリセットを適用してみる
BCC Fast Film Glowフィルターには6つのプリセットが含まれているので
まずはこの中からイメージに近いものを選んだ後でパラメータを調整するのがおすすめです
デフォルト:
デフォルトの設定は、白のグローをバランスよく適用したプリセットになっています
そのまま使うだけで一般的なグロー効果を得られるんじゃないかなと思います
グロウ強度:6 (0~200) | X半径:20 (0~200) |
グロー半径:20 (0~200) | Y半径:20 (0~200) |
グローしきい値:74 (0~200) | グロウカラー:白 |
Cold Blue Aura:
コールドブルーオーラは、淡い水色のグロウカラー効果を施したプリセットです
グロウ強度:9 (0~200) | X半径:4 (0~200) |
グロー半径:53 (0~200) | Y半径:4 (0~200) |
グローしきい値:30 (0~200) | グロウカラー:水色 |
Pink Neon:
ピンクネオンは、デフォルトの設定に近い感じでグロウカラーを紫に設定しているプリセットです
妖艶な演出をしたいときに使うといい感じの色彩です
グロウ強度:10 (0~200) | X半径:20 (0~200) |
グロー半径:32 (0~200) | Y半径:20 (0~200) |
グローしきい値:44 (0~200) | グロウカラー:紫 |
Green Haze:
がっつり緑のグロー効果を施したプリセットです
結構明るくがっつり緑が入るので、暗いイメージに使用するのがおすすめです
グロウ強度:5 (0~200) | X半径:20 (0~200) |
グロー半径:53 (0~200) | Y半径:20 (0~200) |
グローしきい値:0 (0~200) | グロウカラー:緑 |
Warm Postcard:
温かい暖色グロー効果のプリセットです
ドラマなどで過去の回想などによく使われるエフェクトの色調とよく似ています
グロウ強度:8 (0~200) | X半径:20 (0~200) |
グロー半径:8 (0~200) | Y半径:20 (0~200) |
グローしきい値:30 (0~200) | グロウカラー:オレンジ |
Holizontal Cool Mist :
このプリセットは上記のとは少し異なるエフェクトです
何が違うかというとこれはグローのX半径(横向き強度)を80にすることで
光源を横軸に強く引き伸ばしているグローエフェクトになっています
キーフレームでX半径の値を変えたりすると光の入り方がオシャレに見えるかもしれません

グロウ強度:9 (0~200) | X半径:80 (0~200) |
グロー半径:31 (0~200) | Y半径:1 (0~200) |
グローしきい値:44 (0~200) | グロウカラー:水色 |
Vertical Cool :
これは一つ上のやつをXではなくY軸に伸ばしたプリセットです
つまり光源が縦軸にブレる効果をもたらします
グロウ強度:6 (0~200) | X半径:5 (0~200) |
グロー半径:3 (0~200) | Y半径:80 (0~200) |
グローしきい値:30 (0~200) | グロウカラー:水色 |
各種エフェクト設定値
グロウ強度:グローエフェクトの強度を制御する値です。値が大きいほど画像全体の白い部分が強く輝きます。
グロー半径:周囲の領域にグロー効果が広がる半径を設定する値。
グローしきい値:グローエフェクトの影響を受けるピクセル値を設定する値。
※0だと入力クリップ内のすべてのピクセルにグローが適用され、100に設定されている場合はイメージにグローが適用されません。
X半径:グローエフェクトを横幅に広げて制御する値。値が大きいほど横にグロー効果が引き伸ばされる。
Y半径:グローエフェクトを縦軸に広げて制御する値。値が大きいほど縦にグロー効果が引き伸ばされる。
グロウカラー:グローの色を設定します。デフォルトは白
オリジナルでミックス:エフェクトを元のフィルタリングされていないクリップとブレンドする値。
※感覚でいうと透明度に近い。例えば0だとエフェクトが完全に適応され、200に近くなればなるほどエフェクトが弱くなります。
おまけ:場面切り替えのトランジションと併用してみる!
僕はけっこうこのグローエフェクトってトランジションと相性がいいかなと思っています。
例えば普通のフェードだけの場面転換だと
フェードのみ
こんな感じですが、これに『グローエフェクト』を組み合わせるとこんな感じになります。
フェード + BCC Fast Film Glow
過去の回想に入る時とかに相性がいい演出になるかなと思います。
タイムライン:
キーフレーム:
※グロウ強度の数値(0 , 3 , 100 , 8)
<フェード>のトランジションに重なるタイミングで
グロー強度を一気にあげて、ちょうど<フェード>トランジションのど真ん中で最高値の100になります。
そこから緩やかに8まで数値を下げていく感じですね。
トランジションだけエフェクトを使用するのであれば
最後のキーフレームの数値を8から0にするか、フェードと同じ長さでエフェクトそのものを切ってしまっていいかも!
このへんはお好みで調整するという感じです。
総括:『BCC Fast Film Glow』エフェクトで光源が輝くグロー効果を演出
いかがでしたでしょうか
グロー効果を与える+光源の色を変えるという点で『BCC Colorize Glow』と似ているんですけど
こっちのほうが直感的に使いやすいのかなという感じです。
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PD専用「BCC Colorize Glow」エフェクトを使って好きな色のグロー効果を施す方法
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BCC Colorize Glow:色調を変化させることで色を変化させている
BCC Fast Film Glow:グローの色そのものを設定することで色を変化させている
ざっくりいうとこの違いですが、特定の色を指定する分、「BCC Fast Film Glow」のほうが使いやすいかもしれません。
どちらも外部プラグインのエフェクトなので他の動画編集ソフトよりも格段に高品質なグロー効果をかけられるので
やっぱりPowerDirectorのエフェクトはオススメかなと思います!
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それではお疲れ様でした!