トランジションルーム / 場面転換演出

「ズームイン・アウト・トランジション」作成方法|PowerDirector編

2019年8月17日

景品表示法に基づく表記:本サイトにはプロモーションが含まれている場合があります

製品版PowerDirectorに対応
※キーフレーム機能とイージング機能が使えればどのバージョン、パッケージでもOKです

 

 

今回は、ズームインとズームアウトをかけあわせた

ズームイン・アウト・トランジションの作成方法を説明します。

 

 

似たような『ズームトランジション』関連記事

 

それっぽく仕上がればOKOK

 

 

今回はズームインだけでなく、イン(拡大)してからアウト(縮小)して元の1.0倍に戻るので

比較的使いやすいトランジション演出になると思います。

 

 

『ズームイン・アウト・トランジション』の原理と作成方法

 

 

今回は過去バージョンのPowerDirectorでも作成できるように

キーフレーム機能だけを使って『ズームイン・アウト・トランジション』を作成します。

 

 

作成の流れ

①映像素材(A)のキーフレームアニメーションを設定する

②映像素材(B)のキーフレームアニメーションを設定する

 

 

手順①では2つの映像(A+B)をつなげる際にAの映像を3倍ほどのサイズに拡大します。

 

 

 

 

手順②ではBの映像を3倍から通常サイズ(1.0倍)に戻るようにキーフレームを設定します。

 

 

 

 

こうすることで『トランジション』を使わずに

キーフレーム機能だけを使って力技でズームイン・アウト・トランジションを作成することができます。

 

 

それでは以上の流れを詳しく解説していきます。

 

 

 

手順①映像素材(A)終わり部分のキーフレームを設定

 

 

まず場面転換に使用する2つの映像素材をタイムラインに配置します。

そして前方に配置してある動画素材(A)を選択し『キーフレーム』をクリックします。

 

 

 

 

次に最後方に『赤いタイムラインバー』を移動させて『高さ/幅』の◇マークをクリックします。
※◇マークをクリックするとキーフレームが作成されます

 

 

 

 

続いて、0.5秒前に『赤のタイムラインバー』を移動させて新しいキーフレームをクリックします。

 

 

 

 

そしてそれぞれのキーフレーム(最後方とその前方)『高さ/幅』のパラメータと『イージング』を設定します。
※パラメータは下記参照

 

ここでは、1つ目のキーフレームは通常のサイズ倍率(1.0)としておきます。

 

キーフレームのパラメータ:前方

幅:1.0

縦横比を維持:

イーズイン:なし

イーズアウト:✓ 1.0

 

2つ目のキーフレームは大きいサイズにズームインしていくようにサイズ倍率を3.0にします
※イーズインとイーズアウトについては、上の数値を参考にして数値を入れてください

 

キーフレームのパラメータ:最後方

幅:3.0

縦横比を維持:

イーズイン:なし

イーズアウト:なし

 

 

この時の注意点としては、2個目のキーフレームにはイーズインをつけないようにしてください。
※このアニメーションでは、2個目のキーフレームにイーズインを設定すると不自然になってしまうため

 

 

続いて映像素材(B)のキーフレームを設定します。

 

 

 

映像素材(B):キーフレームの設定方法

 

 

次に、手順①で設定したズームの動きとは対象的に

ズームした状態からズームアウトしていく動きを作成します。

 

後方に配置してある動画素材(B)を選択し『キーフレームの設定』画面を開きます。

 

 

 

 

続いて、『赤いタイムラインバー』を一番左(最前方)に移動させてキーフレームを作成します。
※Bの映像素材は、手順①と異なり映像の始まり部分にキーフレームを設定します

 

 

 

 

そして、0.5秒後に2つ目のキーフレームをクリックします。

 

 

 

 

 

あとはそれぞれのキーフレームに『高さ/幅』のパラメータと『イージング』を設定します

 

 

キーフレームのパラメータ:最前方

高さx幅:3.0

縦横比を維持:

イーズイン:なし

イーズアウト:なし

キーフレームのパラメータ:後方

高さx幅:1.0

縦横比を維持:

イーズイン:✓ 1.0

イーズアウト:なし

 

 

この『ズームイン・アウト・トランジション』を作成する際のキーフレーム設定で大事なのは

ズームインする動き(A素材)に対してズームアウトの動き(B素材)に違和感がないかということになります
※ゆえにAとBの映像素材のつなぎ目(のキーフレーム)には、イーズインとイーズアウトを設定しないようにしてください。

 

 

 

 

映像素材(B)の2個目のキーフレームがズームの最終地点となりますので、

サイズ倍率を1.0に設定し、イーズインを設定しておくと自然なアニメーションに仕上がります。

 

 

よろしければこちらも・・・『ズームアニメーションの動画解説』

 

 

 

この動画はこの記事の内容+αの内容になっています

 

 

 

 

総括:「ズームイン・アウト・トランジション」作成方法|PowerDirector編

 

 

いかがでしたでしょうか

 

こちらもやや力技ではありますがキーフレーム機能とイージング機能を使うことで

過去版のPowerDirectorでもおしゃれな『ズームイン・アウト・トランジション』に仕上げることができます。

 

 

 

 

それではお疲れ様でした

 

 

 

Thank you for request by Sato

 

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入江

管理人の入江です。ゲームを録画したり動画編集したりするのが趣味です。PowerDirector シリーズを愛用しており少し凝ったアニメーションの映像素材等を公開(無料&有料)しています。著書:『今すぐ使えるかんたん YouTube動画編集入門(技術評論社)』

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