トランジションルーム / 場面転換演出

「おしゃれ・ズームトランジション」の作成方法|PowerDirector編

2019年8月16日

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製品版PowerDirectorに対応
※キーフレーム機能とイージング機能が使えればどのバージョン、パッケージでもOKです

 

 

ここでは、VLOG風のズームトランジションのような

おしゃれな場面転換をPowerDirectorで演出する方法を解説いたします。

 

 

自分で設定するのはやや面倒ですがキーフレーム機能が使えればOKなので

旧バージョンのPowerDirectorでも再現することができるのが大きなメリットです。

 

 

ちなみに、最新バージョン(PowerDirector 19 Ultra以上)をお使いの方は『歪み』トランジションに含まれている

『拡大2』のトランジションを使うとズームトランジションがお手軽に使用可能です。

 

 

 

 

 

『ズームトランジション』の原理と作成方法

 

 

ここで作成する『ズームトランジション』は

2つの映像をつなげる際にズームしながらAからBの映像へと場面転換(トランジション)が行われます。

 

 

これを『トランジションルーム』の機能ではなく

キーフレーム機能だけを使ってズームトランジションを作成するのが今回の趣旨になります。

 

 

作成の流れ

①映像素材(A)のキーフレームアニメーションを設定する

②映像素材(B)のキーフレームアニメーションを設定する

 

 

大まかな作成手順の流れについてですが2つの映像(A+B)をタイムラインに配置し

映像と映像のつなぎ目の『赤いエリア』の部分に『ズーム』のキーフレームを設定します。
※Aの終わり部分とBの終わり部分にキーフレームを設定します。

 

 

 

 

 

 

手順①映像素材(A)終わり部分のキーフレームを設定

 

 

まず場面転換に使用する2つの映像素材をタイムラインに配置します。

そして前方に配置してある動画素材(A)を選択し『キーフレーム』をクリックします。

 

 

 

 

次に最後方に『赤いタイムラインバー』を移動させて『高さ/幅』の◇マークをクリックします。
※◇マークをクリックするとキーフレームが作成されます

 

 

 

 

続いて、0.5秒前に『赤のタイムラインバー』を移動させて新しいキーフレームをクリックします。

 

 

 

 

そしてそれぞれのキーフレーム(最後方とその前方)『高さ/幅』のパラメータと『イージング』を設定します。
※パラメータは下記参照

 

ここでは、1つ目のキーフレームは通常のサイズ倍率(1.0)としておきます。

 

キーフレームのパラメータ:前方

幅:1.0

縦横比を維持:

イーズイン:なし

イーズアウト:✓ 1.0

 

そして2つ目のキーフレーム(最後方)に向かって

大きいサイズ倍率(1,5倍)にズームしていくようにキーフレーム設定をします。

 

キーフレームのパラメータ:最後方

幅:1.5

縦横比を維持:

イーズイン:なし

イーズアウト:なし

 

 

それぞれのパラメータ及びイーズインとイーズアウトについては、上の数値を参考にして数値を入れてください。

 

この時の注意点としては、1つ目のキーフレームにはイーズアウトの緩急(1.0)をつけていますが

2個目のキーフレームにはイーズインは絶対につけないようにしてください。
※後半の動画にズームの動きを継承させるため

 

 

続いて映像素材(B)のキーフレームを設定します。

 

 

 

手順②映像素材(B)始まり部分のキーフレームを設定

 

 

次に、手順①で設定したズームの動きを動画素材Bに継承させていきます。

後方に配置してある動画素材(B)を選択し『キーフレーム』をクリックしてキーフレーム設定画面を起動します。

 

 

 

 

 

次に『赤いタイムラインバー』を一番左に移動させてキーフレームをクリックします。
※Bの映像素材は、手順①と異なり映像の始まり部分にキーフレームを設定します

 

 

 

 

そして、0.5秒後に2つ目のキーフレームをクリックします。

 

 

 

 

あとはそれぞれのキーフレームに『高さ/幅』のパラメータと『イージング』を設定します

 

キーフレームのパラメータ:最前方

高さx幅:1.5 or 0.5※最終的に1倍で落ち着かせたい場合はココは0.5にしてください

縦横比を維持:

イーズイン:なし

イーズアウト:なし

 

キーフレームのパラメータ:後方

高さx幅:2.0 or 1.0※最終的に1倍で落ち着かせたい場合はココは1.0にしてください

縦横比を維持:

イーズイン:✓ 1.0

イーズアウト:なし

 

 

このズームトランジションとしてのキーフレーム設定で大事なのは

ズームの動きをきちんと継承させているかということになりますので

 

 

つなぎ目のキーフレーム(A素材の後方&B素材の前方のキーフレーム)には、イーズインとイーズアウトを設定しないようにしてください。

 

 

そして映像素材(B)の2個目のキーフレームがズームの最終地点となりますので、

最終的に落ち着かせたい『高さ/幅』の倍率を設定し、ここにはイーズインを設定しておいてください。
※アニメーション終わりのキーフレームにイーズインをつけると自然に止まります。

 

 

 

 

よろしければこちらも・・・『ズームアニメーションの動画解説』

 

 

 

この動画はこの記事の内容+αの内容になっています

 

 

 

 

総括:PowerDirectorで作成するVLOG風「ズームトランジション」の解説

 

 

いかがでしたでしょうか

 

最新バージョンのPowerDirectorでは『歪み』トランジションでお手軽に設定できるズームトランジションですが

過去バージョンであってもこのように工夫をすれば上品なズームトランジションを自作することができますので

 

歪みトランジションが使用できない環境の方に参考にしていただけますと幸いです。

 

 

 

 

 

それではお疲れ様でした

 

 

 

Thank you for request by Sato

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入江

管理人の入江です。ゲームを録画したり動画編集したりするのが趣味です。PowerDirector シリーズを愛用しており少し凝ったアニメーションの映像素材等を公開(無料&有料)しています。著書:2024年6月10日発売 『今すぐ使えるかんたん YouTube動画編集入門 改訂新版 (技術評論社)』

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