製品版PowerDirectorに対応
今回は、PowerDirectorでカラオケ字幕を作る方法について解説します。
当記事のカラオケ字幕を作る方法では『スナップショット機能』と『マスクデザイナー機能』を使用します。
スナップショットで画像を多数作成しますのでその点はご了承ください
※1つのフォルダにスナップショットの画像をまとめるようにして保存してください。
カラオケ字幕とは
ここでいうカラオケ字幕とは、歌い終わった字幕部分の色を変えていく字幕のことで
一般的なカラオケの画面のような感じに仕上げます。
PowerDirectorでカラオケ字幕を作る方法
それでは実際にPowerDirectorでカラオケ字幕を作る方法について解説します。
※『スナップショット機能』と『マスクデザイナー機能』を使用
旧バージョンでも可能:スナップショット機能+マスク機能を使う方法
こちらの方法では、『スナップショット機能』と『マスクデザイナー機能』を使うため
旧バージョン(お使いのバージョンによってやや説明画像とはUIが異なる部分がございます)でも作成できる方法です。
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手順① タイトルデザイナーで歌い終わりのデザインの歌詞を1行作成
まずタイトルデザイナーで歌詞を1行ずつクリップを分けて作成します。
※この時、歌い終わりのデザインで作成しておくと少し時短することができます
タイトルデザイナーの使い方についてはこちらの記事を参照ください
手順② スナップショットで歌詞だけの一枚静止画を保存
そしてこのテキストを『歌い終わりのデザイン(位置などは今後動かさない位置で)』に変えて
1行だけスナップショット機能で保存します。
※プレビューの画面を右クリックして『スナップショット』を選択→保存先を指定して保存
※スナップショット時に不必要な映像素材(テキスト含む)は非表示にしておいてください
手順③ 手順①のデザインの歌詞を通常デザインに変える
そして静止画の方ではない元のテキストクリップを歌い始めのデザインに変更します。
※DEMOでは白いカラーに境界線が黒のシンプルなものにしてあります
手順④手順②で保存した静止画を手順③の歌詞に重ね合わせる
次に『先程保存したスナップショット』をタイトルクリップに重ねて配置します。
こうするとテキスト素材である歌詞部分は歌い始めのデザイン(左)で
スナップショットした静止画素材は歌い終わりのデザイン(右)になるかと思います。
そして重ねた静止画(右)のブレンドモードを『スクリーン』に変更します。
こうすることで黒の背景部分が透過され、黒以外の歌詞部分だけが残ります。
※画像を右クリックし、クリップの属性→ブレンドモードの設定→スクリーン
手順⑤歌のリズムに合わせて静止画にマスクを掛ける
あとはこの静止画に対してマスクデザイナーをキーフレームで設定するだけでOKです
※下記動画を参考にして位置パラメータに対してキーフレーム設定を行ってください
もっと詳しく・・・
歌のリズムが変わる部分はどうする?
一行の歌詞の中で歌のリズムが変わるところがあると思いますが
その場合は『手順5』の作業の中でキーフレームを増やすことで調整可能です
タイトル表示範囲マスク機能ではできないの?
色々試行錯誤してみましたが『タイトル表示範囲マスク』の『マスク』をキーフレームで
動かすことができないのでダメでございました
※テキストは動かせます
まとめ:PowerDirectorで作成する『カラオケ字幕』の作り方
歌全体と見ればなかなか面倒な作業にはなると思いますが動画のクオリティを損なわないためにも
歌のリズムに合わせて手動(キーフレーム)で合わせていく一手間が大事かなと思います