応用編:演出技+小技

PowerDirector 19で『MARVEL:イントロ風オープニング』を再現する方法

2021年5月18日

PowerDirectorで作成する

MARVEL:イントロ演出

 

使用する主な機能

 

・キーフレーム機能(イージング+アンカーポイント含む)

・複数色指定クロマキー合成

・セレクションマスク機能
※画像の背景をPowerDirectorで切り抜く場合

・範囲出力機能

・トランジション+エフェクトを少々

 

PowerDirector 19に対応(アンカーポイントを使用する為)
※PowerDirectorで被写体の背景を切り抜く場合はセレクションマスク機能も使います

 

 

 

この記事では、PowerDirectorのアンカーポイント機能を含む複数の機能を使用して

『MARVEL』のイントロ風演出を作成する方法を解説します

※お使いのPowerDirectorがアンカーポイントに対応していることを先にご確認くださいませ

 

 

公式サイトで最新版:PowerDirectorシリーズを少しだけお安く購入する方法はこちら

 

 

少し手間で玄人向けですけど、MARVELっぽく仕上げたい方は是非お試しいただければと思います

 

 

用途的には、ゲームのキャラクターや卒部のメンバーなどで

作っていただけるとカッコよく仕上がるかなと思います

 

 

 

 

 

用意するもの

 

 

 

・背景を切り抜く被写体の画像3枚(最低枚数)

※画像編集ソフトなどで背景を透過できると楽ですが、できない方はPowerDirectorのセレクションマスク等で切り抜く必要があります

 

 

僕はクロマキー合成で透過させるためにクロマキーカーテンで撮影した画像を用意しました

 

・背景に使用する映像素材(DEMOで使用している素材はこちら)

※DEMOではこの映像素材の色調を変えてから、エフェクトでぼかして使用しています

 

・DEMOと同じタイプライターフォントを使用したい方はこちら

 

 

背景を切り抜く被写体の画像3枚

 

 

まず、今回の演出で必ず必要になるのが背景を切り抜く写真画像3枚※最低枚数です

 

背景さえ切り抜ければ方法はなんでもいいんですけど

大まかに3つの方法に分けられると思います

 

 

・PowerDirector上でクロマキー合成する方法※クロマキーカーテンを使用

・画像編集ソフトで背景を削除し透過させたPNGファイルとして用意

・PowerDirectorのセレクションマスク(or ブラシマスク)機能を使って背景を切り抜く方法

※バージョンやグレードによっては使用できないこともありますので予めご確認ください

 

 

 

背景を透過する方法1.PowerDirector上でクロマキー合成する方法

 

 

クロマキーカーテンをお持ちの方はこんな感じで写真を用意すると

PowerDirector上で簡単に背景を透過させることができます

 

 

※白い部分はクロマキーカーテンの外側なのでざっくり画像編集ソフトでカットしております

 

※『PIPデザイナー』→『クロマキー合成』

 

 

このようにクロマキーカーテンをお持ちの方は

クロマキー合成で簡単に背景を透過させることができます

※撮影時にカーテンからはみ出さないように注意

 

 

 

 

背景を透過する方法2.画像編集ソフトで背景を透過させたPNGファイルとして用意

 

 

これはお使いの画像編集ソフトでやりやすいように用意してください

 

背景を透過させた後は、画像ファイルをPNGで保存し

解像度は動画サイズに合わせて(フルHDなら1920 x 1080)ご用意くださいませ

 

 

 

背景を透過する方法3.PowerDirectorのセレクションマスク機能を使って背景を切り抜く方法

Ultimate以上+サブスクリプション:Win版対応 / Mac版対応

 

 

PowerDirector 19から搭載しているセレクションマスク機能を使えば

背景がグリーンではない普通の動画や画像から被写体を切り抜くことができます

 

※『ツール』→『マスクデザイナー』→『セレクションマスク』

 

詳しくは動画のほうを見ていただければと思います

 

 

 

どの方法で背景を切り抜くにせよ、画像は編集する動画の解像度に合わせて用意していただく

最終的にキーフレーム設定する時が楽になります

※フルHDで編集している方は1920 x 1080の画像サイズでOKです

 

 

 

こんな感じでとりあえず3枚の画像を用意します
※セレクションマスクを使うなら背景はグリーンでなくてもOKOK

 

 

 

 

編集の流れ

 

 

それでは実際に編集を行っていきますが

大まかな編集の流れは以下になります

 

 

・3つのパートに分けて映像素材を作成※mp4として各動画として出力

・出力した動画を使ってキーフレームアニメーションを作成

・背景映像を加工して映像をなじませて完成

 

 

 

 

3つのパートに分けて映像素材を作成する

 

 

このMARVEL風イントロは3つのパートで分けて作成しているので

その3つの映像素材を予め作成しておくという感じです

 

なぜ3つのパートに分けているのかと言うと

 

こういう風に作らないと

テキストや画像の数だけ映像トラックを使用しキーフレーム制御しないといけないのでとても大変だからです

 

その点3つに分けて映像素材を作っておくと画像やテキストがどれだけ多くなろうが

最終的に大事になるキーフレーム制御の作業は3回だけで済みます

 

 

とりあえず下記を御覧ください

 

 

 

 

1つ目:映像素材(10秒設定)

 

まず1つ目の映像素材ですが

これはスタートから終わりまで表示させるので基準となる表示時間で作成をします

※DEMOは10秒の演出なのでこの素材は10秒で作成

 

まず、10秒の表示時間に合わせてカラーボード(メディアルームにあります)を配置します

※出力した動画を並べる際にクロマキーで背景を透過させる必要があるため

 

 

 

そしてメインとなる静止画素材をちょうどいい位置に配置して背景を透過させていきます

※DEMOでは真ん中よりちょい左

 

 

クロマキー合成で背景を透過させる場合

 

セレクションマスクで背景を透過させる場合

 

 

 

どちらでもいいのでこのように背景を透過できたら

およそ9秒の表示時間にしてINにトランジション(アルファ→蒸発→リップル等がおすすめ)を設定します

 

 

 

 

するとこんな感じになります

 

 

 

 

あとはお好みでテキストを入れたり追加の画像を入れたりして仕上げます

 

 

 

 

DEMOでは僕一人なのでPowerDirectorのロゴ画像などを使用していますが

他にも被写体があるならそちらを入れていただいてもOKです

 

本来のこの演出の用途は一人じゃないので、紹介できる人数分だけ入れていってください
オリジナルのMARVELも同じキャラが複数出てくることはない!

 

 

 

 

テキストや画像を追加していくポイントとしては以下2つ

 

・メインの被写体は動きがなくてもOK

・その他の背面や前面の奥行きを出したい画像やテキストの場合は少しだけキーフレームで拡大縮小のアニメーションを入れる

※拡大縮小はほんの少しでOKです

 

※テキストや画像に拡大縮小のキーフレームアニメーションを入れる場合は終点の方のみ『イーズイン1.0』を設定

 

 

これらのポイントを抑えながら画像やテキストを追加していってください

※各画像やテキストのトランジションを設定したい場合はこの時点で設定しておきます

 

 

10秒程度の動画が出来上がったらここで範囲出力をしてmp4の動画ファイルにしておきます

 

 

※タイムラインの黄色いバーで範囲を指定→『範囲の出力』

 

 

 

 

2つ目:映像素材(7秒設定)

 

 

こちらも1つ目の素材と同じ要領で映像を作っていきます

2つ目の時間差で表示させる映像なので

 

ここは7秒程度の表示時間で作成をしていきます

※被写体以外のテキストや画像に拡大縮小のアニメーションをつけると良きです

 

こちらも7秒程度で動画が出来上がったら範囲出力をしてmp4の動画ファイルにしておきます

 

 

 

3つ目:映像素材(5秒設定)

 

 

最後に3つ目の映像素材を作成します

これは時間差で最後に表示される映像なので

 

5秒程度の表示時間で作成をしてください

※被写体以外のテキストや画像に拡大縮小のアニメーションをつけると良きです

 

こちらも5秒程度で動画が出来上がったら範囲出力をしてmp4の動画ファイルにしておきます

 

 

 

これで3つの映像素材ができたと思います

 

 

 

出力した動画を使ってキーフレーム制御しアニメーションを作成

 

 

それでは先程出力した3つの映像素材を合わせてキーフレームアニメーションを作成していきますが

 

その前に最背面にあらかじめ用意しておいた映像素材(夕日等がおすすめ)

10秒の表示時間(1つ目の映像素材と同じ表示時間でOK)で配置します

 

 

 

 

そしてその前面トラックに3つの映像素材をお尻部分で重ねるように配置します

 

 

 

 

そして配置した3つの素材すべての背面をクロマキー合成で透過します

※ここでクロマキー合成するためにグリーンのカラーボードを設定していました

 

 

※素材をダブルクリックして『PIPデザイナー』を開く→クロマキー合成→スポイトをクリック→背面のカラーをクリック→色の範囲とノイズ除去の値を変更して透過

 

 

するとこんな感じになるとおもいます

 

 

 

 

あとはここからキーフレームで拡大縮小のアニメーションをつけていきますので

まずは1つ目の映像素材を選択してキーフレームと進めます

 

 

するとキーフレーム画面が開きますので

高さ/幅のパラメータの始点と終点にそれぞれキーフレームを打ちます

 

この時、終点のキーフレームを選択してイーズイン1.0を適用しておいてください

※始点のキーフレームは未設定でOK

 

 

 

 

そして拡大縮小のアニメーションを作成するので

まずは始点のキーフレームを選択し『4.0~6.0』の値に設定します

 

 

そして同じ要領で、終点のキーフレームを選択し『0.5』程度の値に設定します

 

 

 

すると拡大縮小のアニメーションはこれでいいのですが

画面中心に画像が縮小してしまいます

※下記画像参照

 

 

 

これを修正するために

『位置パラメータ』と『アンカーポイント』を設定します

 

まず拡大縮小の『終点のキーフレーム』を選択した状態で画像を自然な位置まで移動させます

 

 

 

 

すると『位置のパラメータ』にキーフレームが打たれてしまうので

キーフレームを選択した状態で『このパラメータからキーフレームをリセット』を押します

※こうするとキーフレームが削除されます

 

 

 

 

こうして『位置』のパラメータにキーフレームが打たれていない状態で

アンカーポイントを水平線に設定したい位置まで下げます

 

 

 

 

 

すると中心点が画面中心ではなくアンカーポイントを中心として拡大が行われるようになりますので

これで不自然なところがなければOKです

※被写体の見切れてる部分がないように

 

 

 

 

 

次に2つ目の映像素材も同じ要領でキーフレーム設定を行います

※表示時間が10秒が7秒になっているだけでやることはすべて同じです

 

 

・高さと幅のパラメータに対して始点と終点にキーフレームを打つ※終点にイーズイン1.0を適用

・始点キーフレームの値を『4.0~6.0』程度に設定

・終点キーフレームの値を『0.8』程度に設定

・上の終点のキーフレームを選択した状態で画像をお好みの位置へ移動

※位置のキーフレームが打たれてしまうので、キーフレームを選択した状態で『このパラメータからキーフレームをリセット』を押して削除

 

・位置パラメータにキーフレームがない状態でアンカーポイントを1つ目の映像素材と同じ位置に設定

 

 

これで不自然なところがなければOKです

 

 

 

 

 

最後に3つ目の映像素材も同じ要領でキーフレーム設定を行います

※拡大縮小が1.0を下回らない限りは位置を動かす必要はありません

 

 

・高さと幅のパラメータに対して始点と終点にキーフレームを打つ※終点にイーズイン1.0を適用

・始点キーフレームの値を『4.0~6.0』程度に設定

・終点キーフレームの値を『1.0~1.5』程度に設定

 

・位置パラメータにキーフレームがない状態でアンカーポイントを1つ目の映像素材と同じ位置に設定

 

 

 

これで不自然なところがなければOKです

 

 

 

 

 

もし重なっている背面素材の2つの動画がゴチャゴチャして気持ち悪いというのであれば

不透明度のパラメータを使って途中でフェードアウトするように設定してください

※動画を短くしたりして調整すると拡大アニメーションの動きがズレますので必ず不透明度でフェードアウトを設定

 

 

 

あとは仕上げの作業になりますが面倒な部分はこれで全部終わったので後は楽だと思います

 

 

 

仕上げ:背景映像を加工

 

 

これはお好みでいいんですけど背景の映像素材を調整していきます

※オリジナルのMARVELのイントロではうっすらですが雲の上から撮影された日没or日の出の映像を合成しています

 

今回は海上の水平線に沈んでいく日没の映像素材を使用します

 

雲の上からの日没の映像素材も探しましたけどなかった・・・

 

 

 

この映像素材を選択して『補正/強調』と進めます

そして色調整にチェックを入れてお好みの感じになるように色調を調整します

 

 

 

 

 

 

次にエフェクトなどを掛けて自分好みの映像素材に加工していきます

 

 

例えば『ぼかし』をいれたければ

 

『ぼかし』を映像素材にドラッグ・アンド・ドロップし個別適用することで

背景の映像素材だけをぼかすことができたりといった感じです

 

 

 

 

ちなみに同じ要領で『グロー系』のエフェクトを掛けるのもオススメです

 

※グローを掛けると少し重たくなるのでご注意ください

 

 

 

あとは映像全体にフォーカスのエフェクトを掛けたいので

 

 

最前面にエフェクトトラックを用意して

その中に『フォーカス』のエフェクトを10秒全体にかかるように配置します

 

 

 

 

そしてパラメータの調整は幅と高さの同期を外していただいて上下のみかかるように調整します

※左の気球映像のプレビューで確認して調整

 

 

 

 

これで不自然なところがなければmp4として書き出して完成です

 

 

 

 

 

 

総括:PowerDirector 19で『MARVEL:イントロ風オープニング』を再現する方法

 

 

いかがでしたでしょうか

 

一応リクエストをいただいて作ったもので

用途的には、卒部などの映像演出としてお使いいただけるとカッコよく使えるかなと思います

 

複数人でやるゲーム実況とかでも使えそうかなと思います

ただ一人でやるのはあまり向いていないと思います

 

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

入江

管理人の入江言いマス。ゲームを録画したり動画編集したりするのが趣味です。PowerDirector シリーズを愛用しておりマス!少し凝ったアニメーションのテンプレート素材の販売を始めました。シンプルなモノはDirectorzoneで無料でテンプレート公開してるものもあります

-応用編:演出技+小技

Copyright© お遊び動画編集部! , 2021 All Rights Reserved.