動画編集ソフト

アニメーションを作成するキーフレーム機能を解説|Shotcut

2021年11月5日

景品表示法に基づく表記:本サイトにはプロモーションが含まれている場合があります

 

キーフレーム機能 

Shotcutではフィルターのパラメータに対してキーフレーム機能を使うことができます。

 

キーフレーム機能を使うと時間経過によるアニメーション(拡大していく、位置が動く等)を作成することができます。

無料版:Shotcutに対応

 

 

 

この記事では、Shotcutに備わっている『キーフレーム機能』の解説を行っていきます。

 

 

Shotcutのキーフレーム機能は素材にかけたフィルターのパラメータに対して設定していきますので

先にフィルターの記事を見ていただけると理解しやすいかもと思います。

 

 

 

 

 

 

Shotcutのキーフレーム機能について

 

 

 

Shotcutでは設定したフィルターのパラメータに対して簡易的なキーフレームを設定することができます。

 

 

例えば、時間経過により拡大していくアニメーションの場合は、

『サイズ・位置・回転』のフィルターを素材に適用し『縮小拡大のパラメータ』でキーフレームを使うことで

 

 

だんだんと拡大していくアニメーションを作成することができます。

 

 

 

 

 

Shotcutでキーフレームを設定する流れ

 

 

Shotcutでは下記の流れでキーフレームを設定することができます。

 

 

キーフレーム設定の流れ

手順①キーフレーム機能を使いたい素材をタイムラインに配置する

手順②キーフレームを設定したい『フィルター』を適用

手順③キーフレームを設定する『パラメータ』を決める

手順④アニメーション時間の『始点』『終点』にキーフレームを作成

手順⑤始点と終点のキーフレームにそれぞれ異なるデータ(数値)を入力

 

 

ここでいう『パラメータ』というのは

映像素材であれば『サイズ』『位置』『回転』『不透明度』、音声素材であれば『音量』等の項目のこととしています。

 

 

①キーフレーム機能を使いたい素材をタイムラインに配置する

 

 

Shotcutでキーフレーム機能を使うには

まず、キーフレームを設定したい素材(動画、画像、音楽ファイルなど)をタイムラインに配置します。

 

 

 

 

②キーフレームを設定したい『フィルター』を適用

 

 

次にキーフレームを設定したいフィルターを設定します。

 

今回は定番の移動アニメーションを作成しますので

位置のパラメータを制御している『サイズ・位置・回転』のフィルターを適用します。

 

 

 

 

③キーフレームを設定する『パラメータ』を決める

 

 

次にパラメータを決めて、キーフレーム機能をONにします。

今回は位置を動かしたいので、位置に関するパラメータのキーフレーム機能をONにします。

 

 

まず、キーフレーム機能をONにする前に、素材の大きさなどを設定しておきます。
※ここではアニメーションし始める位置とサイズを調整

 

 

 

 

そしてアニメーションし始める位置とサイズ感が調整できたら、

位置のパラメータのキーフレーム機能をONにします。

 

ここでは『位置・サイズ・縮小拡大』の横にあるタイムウォッチマークを押します。

 

 

 

 

するとタイムウォッチマークがONになり

1つ目のキーフレームが作成されると同時にキーフレーム機能が使えるようになります。

 

 

 

 

④キーフレームを複数作成

 

 

キーフレーム機能をONにすると

タイムラインバーの位置に1つ目のキーフレームが作成されます。

 

 

次に時間経過によるアニメーションにするために2つ目のキーフレームを作成します。

 

 

1つ目のキーフレーム位置とは異なる位置に『再生ヘッド』を動かしてから

『再生ヘッドにキーフレームを追加』をクリックします。

 

 

 

 

すると2つ目のキーフレームが作成されます。

 

 

⑤始点と終点のキーフレームにそれぞれ異なるデータ(数値)を入力

 

 

あとはそれぞれのキーフレームをクリック(厳密に言うと再生ヘッドをキーフレーム位置にする)して

異なる座標位置のパラメータを入力します。

 

 

ここでは1つ目のキーフレームのデータは弄らずに

2つ目のキーフレームを選択して異なるデータを入力します
※今回は位置データなので、数値を入力するのではなくプレビュー画面上で画像をドラッグしてOKです

 

 

 

 

すると下記DEMOのように画像が動くアニメーションが作成できます。

 

 

 

 

あとはこのキーフレームの位置をドラッグすることでアニメーション時間を調整することができます。

 

 

 

 

このように複数のキーフレームを用意し、それぞれに異なるデータを入力することでアニメーションが作成できて

そのキーフレームの間隔を調整することでアニメーション時間を変更することができます。

 

 

まとめ:Shotcut アニメーションを作成するキーフレーム機能を解説

 

 

無料のソフトなのでさすがにイージング(キーフレームに緩急を付ける機能)はありませんが

シンプルなアニメーション(テキストを拡大させたり等)であれば十分に作成できると思います。

 

 

Shotcut解説ページ

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

入江

管理人の入江です。ゲームを録画したり動画編集したりするのが趣味です。PowerDirector シリーズを愛用しており少し凝ったアニメーションの映像素材等を公開(無料&有料)しています。著書:『今すぐ使えるかんたん YouTube動画編集入門(技術評論社)』

-動画編集ソフト
-

Copyright© お遊び動画編集部! , 2024 All Rights Reserved.