キーフレーム機能
オブジェクトの『位置、サイズ、不透明度』などのデータを時間経過で変化させてアニメーションを作成する機能
- 位置が動くアニメーション
- 拡大/縮小アニメーション
- 回転アニメーション
- 不透明度(フェード)アニメーション
- 音量...などなど
製品版PowerDirectorに対応
※停止(リニア)キーフレームパラメータは最新版のみ対応
このページではPowerDirectorに備わっている『キーフレーム機能』について解説します。
キーフレーム機能を使うことで
時間経過により画像やテキストの位置が移動していくアニメーションを作ったりすることができます。
※移動アニメーションの他にも拡大縮小のアニメーションや回転するアニメーションが作れます
キーフレーム機能とは
キーフレームというのは『区切りとなるデータ(パラメータ)』のことで
素材の中には『位置(画面内における座標位置)、サイズ(画面内における大きさ)』等のデータ(パラメータ)が含まれているんですが
1秒を構成するフレーム(30fpsだと1秒間は30フレーム)の中に区切りをつける(キー)ことで
時間経過によるアニメーションを作成できます。
ここでいうパラメータってなんぞ?
映像素材であれば『サイズ』『位置』『回転』『不透明度』、音声素材であれば『音量』などのデータ項目のことをここでは『パラメータ』とします
キーフレームを設定するには
PowerDirectorでのキーフレーム設定は大まかに以下の流れになります。
キーフレームを設定する流れ
- ①キーフレーム機能を使いたい素材をタイムラインに配置する
- ②キーフレームを設定したい『パラメータ:項目』を決める
- ③アニメーションさせたい時間の『始点』と『終点』にキーフレームを作成する
- ④始点と終点のキーフレームにそれぞれ異なるデータ(数値)を入力
今回はこの流れでキーフレームを設定して解説していきます。
手順①キーフレーム機能を使いたい素材を配置
PowerDirectorでキーフレーム機能を使うには
まず、キーフレームを設定したい素材(動画、画像、テキストなど)をタイムラインに配置します。
そして素材を選択した状態で『キーフレーム』をクリックしキーフレーム画面をクリックして開きます。
PowerDirectorでは
このキーフレーム画面からキーフレームパラメータを設定することができます。
手順②キーフレームを設定したい『パラメータ:項目』を決める
キーフレームの設定画面が開いたら、
どのようなアニメーションにしたいかを考えて適切なパラメータを選択します。
例えば動画や画像、テキストといった映像素材であれば
『クリップ属性』を展開して表示される下記の4つのパラメータが定番です。
4つの定番パラメータ
- 『位置/XとY』:素材を画面上で移動させられる
- 『高さと幅』:素材を画面上で大きくしたり小さくできる
- 『不透明度』:素材をフェードアウトさせたりフェードインさせたりできる
- 『回転』:素材を回転させられる
また、BGMやナレーションといった音声素材であれば
『クリップ属性』を展開して表示される音量パラメータがキーフレーム設定可能な項目になります。
手順③アニメーションさせたい時間の『始点』と『終点』にキーフレームを作成
キーフレーム画面が開いたら
アニメーションさせたい時間の『始点』と『終点』を決めてキーフレームを作成します。
ここでいうアニメーションさせたい時間というのは『始点』から『終点』までの時間のことで
具体的に言えば何秒間のアニメーションにしたいかということです。
例えば下記のDEMOであれば2秒のアニメーションとして作成していますので
『始点キーフレーム』の2秒後に『終点キーフレーム』を作成しています。
要領が掴めるまでは、ざっくりでいいので下記画像を参考にして
①『始点』の位置を決めて再生バーを移動し
②キーフレームを設定したいパラメータのをクリックします。
③同じ要領で『終点』の位置を決めて再生バーを移動し
④をクリックします。
するとそれぞれの再生バーの位置に新しいキーフレーム(ここでは始点と終点の2点)が作成されます。
手順④『始点』と『終点』のキーフレームにそれぞれ異なるデータ(数値)を入力
最後に手順③までで作成した『始点』と『終点』のキーフレームにそれぞれ異なるデータを入力します。
※この異なるデータ値がアニメーションとなります
まず『始点』である1つ目のキーフレームをクリック(移動)します。
そしてパラメータ(ここでは位置)のデータを変更(お好みの位置にドラッグするなどして変更)します。
次に『終点』である2つ目のキーフレームをクリック(移動)します。
そしてパラメータ(ここでは位置)のデータを変更(ここではXを0.2に変更)します。
こうして『始点』と『終点』のデータ値(ここでは座標X)を変えてあげるとそのデータ差がアニメーションになります。
※下記DEMOでは2秒の時間をかけてXの位置が0.776から0.2に移動
総括:PowerDirectorのキーフレーム機能を動画付きで解説
キーフレーム機能自体はわかってしまえばそこまで難しくないのですが、複雑なアニメーションを作ろうとすると
2点以上のキーフレームが必要になったりしますので自分の力量に合わせて作成するのがポイントになります。
また、機能性よりも発想のほうが大事になってくる機能なので
色々と遊びながらお試しいただければと思います。
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