基礎編『設定 / 使い方』

PowerDirectorでスローモーション化する方法を解説|迫力をつける作例付き

2018年10月10日

 

ビデオスピードデザイナー機能

PowerDirectorではビデオスピードデザイナー機能を使って動画をスローモーション化or倍速化することができます

 

特にここがスローモーションと相性◎

・イージング(緩急)をつけて動画速度を変更可能

・フレームを補完(カクカク感を軽減)する機能あり

・音声ピッチの変化を抑えて動画速度を変更可能

製品版PowerDirectorに対応
※PC等に付属しているプレインストール版等は未対応

 

 

PowerDirectorのビデオスピードデザイナー機能を使うと

映像の動画速度を早く(倍速)したり遅く(スローモーション化)したりすることができます。

 

ビデオスピードデザイナーとは

ビデオスピードデザイナーはPowerDirectorに搭載されている動画速度を変更することができる機能です。

動画速度を変更することで映像を早くしたり遅くしたりすることができます。

 

 

 

ここでは、野球やサッカーなどのスポーツ中継のように

重要なプレーをスローモーションさせながらリプレイするようなやり方を解説いたします。

 

 

アクション性の高いスポーツ映像やゲーム動画に最適です。

 

 

 

 

 

 

機能解説|ビデオスピードデザイナーについて

 

 

『ビデオスピードデザイナー』は

動画素材を選択した状態でPowerDirector上の『ツール』から起動できます。

 

 

 

 

主な機能としては動画の速度を

0.1 倍率 ~ 約100倍率(素材の長さに依存)まで変更することができます。

 

とはいえ、だいたい使う速度幅は、0.2倍率 ~ 5.0倍率くらいまでだと思います
※あまり大きい倍率にするとプレビュー再生時にパソコンに負荷がかかりますのでご注意くださいませ

 

 

機能①モーション補間機能について

 

 

 

また、PowerDirectorのビデオスピードデザイナーでは

動画速度を変更するだけでなく動画速度が遅くなったことによるカクつきを抑える補間技術の機能があります。

 

動画速度を遅くすると本来は

1秒間におけるコマ数(フレーム数)が少なくなるので映像の滑らかさが失われてカクついてしまいますが

 

この補完技術を使うと

フレーム間の動きを補完することができるのである程度のカクつきを防止することが可能です。

 

 

 

 

 

機能②音声ピッチの保持機能について

 

 

 

また、PowerDirectorのビデオスピードデザイナーには『音声ピッチの保持』という機能もあります。

 

本来は動画速度を変化させると、動画音声のピッチが変わり機械的に高くなったり低くなったりするのですが

この機能を使うことで、ピッチの変化を抑えることが可能です。

 

ピッチってなんぞ?

一音の高さのことで、動画速度を早くするとピッチが高くなります。(人の声なら機械的に高い声になる)

 

 

人が喋っている動画であれば動画速度を早くすると普通は声のピッチが高くなり不自然になるのですが

この機能を使うと声が不自然に高くなることなくただ早口になるだけという何気にすごい機能です。

 

 

30秒尺で喋ってる動画を自然に25秒とかに短縮できるのです。

 

 

 

 

 

使い方解説|ビデオスピードデザイナー

 

 

 

それでは実際に『ビデオスピードデザイナー』の使い方を解説していきます。

 

 

ビデオスピードデザイナーを起動する

 

 

まず、PowerDirectorのタイムラインに配置した動画素材を選択し

『ツール』→『動画速度』→『ビデオスピードデザイナー』が起動します
※過去バージョンでは、『パワーツール』の中に入っています

 

 

 

 

ビデオスピードデザイナーが起動したら左上のタブを『クリップ全体』か『選択した範囲』に切り替えます。

 

 

 

 

クリップ全体 or 選択した範囲

クリップ全体だと、動画素材全体の動画速度が変更されます。

選択した範囲だと、動画素材の中の一部分(自分で範囲を選択)だけの動画速度が変更されます。

 

 

 

 

可変速:動画速度を変更する

 

 

次に動画速度を変更していきます。

動画速度は、『可変速』の値を変更することで変化します。

 

1.000が通常倍速

2.0だと2倍速

0.5だと通常の半分の速度(ややスローモーション)と言った具合になります

 

また、下記で指定された倍率(1.000以下)であれば

モーション補完技術を使って滑らかにスローモーション化させることができます。

 

 

 

-0.20
-0.25
-0.33
-0.40
-0.50
-0.66
-0.75
-0.80

 

この提示してある倍率であれば、

歯車マークの『設定』→『補間設定』→『可能時に補間技術を適用する』にチェックを入れることで

補完技術を適用することができ、滑らかにスローモーション加工されます

 

 

 

また動画速度を変更した時に『音声ピッチの保持』にチェックを入れると

動画音声のピッチが保持されて機械的に高くなったり低くなったりしなくなります。

 

 

 

音声の設定:音声ピッチの保持

 

 

『可変速』で動画速度を変更したら、音声の設定もチェックしておきます。

音声の設定はプレビュー右下にある『設定』から行えます。

 

 

 

 

設定画面では、『音声の削除』と『音声の保持』を選択することができます。
※音声の削除にチェックを入れると無音になります

 

 

 

 

倍速したり、低速化した動画音声が不要な場合は『音声の削除』にチェックを入れます。

 

 

逆に動画音声が必要な場合は『音声の保持』にチェックを入れますが

0.1倍~10倍の範囲内であれば『音声ピッチの保持』にチェックを入れることも可能です。
※19以前のバージョンでは0.5倍~2倍まで対応

 

 

 

 

加工作例|通常のスローモーション&動画に迫力をつけるスローモーション

 

 

ここからは、実際にスローモーション加工の作例を紹介します。

 

 

基礎編:『クリップ全体』を使って一律で速度変更をかける

 

 

まず、速度を変更したい動画素材を配置します。

そして素材を選択し『ツール』→『動画速度』とすすめて『ビデオスピードデザイナー』を起動します。

 

ビデオスピードデザイナーが起動したら『クリップ全体』を選択してから『可変速』を0.500にします。

 

 

 

すると動画速度が半分になるので映像がスローモーション化されます。
※5秒の動画の動画速度を半分にすると10秒になるように、動画速度が遅くなると動画時間は相対的に長くなります。

 

最後に『設定』→『可能時に補間技術を適用する』にチェックを入れると映像が滑らかになります

 

 

※モーション補間付き:0.5倍速の動画になっています

 

 

 

 

応用編:素材を分割して一部だけに速度変更をかける

 

 

動画の全体ではなく動画の一部だけをスローモーション化したい場合

遅くしたい部分をあらかじめ分割しておいてから速度を変更することもできます。
※ビデオスピードデザイナーで範囲を指定するのではなく予めタイムライン上で素材をカットしておいて動画速度を変更します

 

 

まず、動画素材の遅くしたい部分を分割(カット)します。

 

 

 

 

次にカットした素材を選択して『ビデオスピードデザイナー』を起動します。

そして『可変速』の値を変えて動画速度を変更します。

 

 

 

 

こうすると映像の一部だけがスローモーション化されますので動きにメリハリが生まれ

映像全体をスローモーションするよりも迫力を出すことができます。

 

 

 

 

中級編:『選択した範囲』で細かく調整する

 

 

次に素材を分割せずに『ビデオスピードデザイナー』上で自分の指定したいところだけを速度変更する方法になります。

この方法では、ビデオスピードデザイナー上で選択部分だけの速度を変えることができます。
※また後で後述する『イージング機能』が使えます

 

ビデオスピードデザイナー上で範囲指定する方法のメリット&デメリット

メリット:素材をカットする必要がなくビデオスピードデザイナー上でサクサク変更できる。

デメリット:タイムライン上で見ると、どの部分の速度が変わっているのかがわからない。

 

 

まず、動画素材を選択して『ビデオスピードデザイナー』を起動します。

ビデオスピードデザイナーが起動したら『クリップ全体』ではなく『選択した範囲』タブに切り替えます。

 

 

 

次に、速度を変えたい部分にタイムラインバー(赤いバー)をセットして『タイムシフトの作成』をクリックします。

 

 

 

すると『タイムシフトの黄色いボックス』が出力&表示されるので

速度を変更したい部分を範囲指定し可変速の値を変更します。

 

 

 

するとこの黄色いボックスで囲っている部分が可変速で指定した速度倍率に変更されます。

 

 

また黄色いボックスは複数作成することができるので

動画速度を変化させたい部分が複数ある場合は、同じ要領で黄色いボックスを追加&作成していきます。

 

 

 

 

こうすると映像の重要なシーンだけをスローモーション化することができますので

上手く編集するといい感じに迫力を出せると思います。

 

動きの要素の細分化

スポーツ映像やゲーム映像で迫力を出すスローモーション化をさせたい場合は、動きを分析して要素を細分化するのがおすすめです。例えば、DEMOのフェンシングの映像では、『攻撃する瞬間』『相手の攻撃を弾く瞬間』『攻撃を振りかぶる瞬間』と言った感じに動きの要素を細分化してそれぞれにスローモーションさせることで、ワンパターンの編集にならないようにしています。

 

 

 

 

上級編:『選択した範囲』でイージングを設定する

 

 

選択した範囲で動画速度を変更した場合、イージングという機能をつけることが可能です。

 

イージングってなんぞ?

イージングというのは、緩急という意味です。映像速度にイージングをつけると、緩やかに映像がスローモーション化されたり、スローモーションからだんだんと通常の速度に戻る、などの演出を施すことができます。

 

『選択した範囲』から可変速を変える際に『イーズイン』『イーズアウト』にチェックを入れるとこの機能が使えます。
※この機能を使うには所要時間が0.2秒以上必要です。

 

 

 

イーズインとイーズアウトについて

 

 

『イーズイン』と『イーズアウト』でそれぞれ緩急の付き方が変わります。

 

イーズインでは、通常の1.000の倍率からだんだん指定した倍率に変化していくので

通常の速度からだんだん速度が変化していくというような緩急をつけることができます。
※黄色いボックスの始まり部分に緩急がつきます

 

 

逆にイーズアウトでは、指定した倍率からだんだん通常倍率(1.000)に戻っていくので

変化した速度からだんだん通常の速度に戻っていくというような緩急をつけることができます。
※黄色いボックスの終わり部分に緩急がつきます

 

 

 

 

 

 

その他あれこれ・・・

 

 

動画速度変更機能についてつまづきそうなポイントは下記になります。

機能自体が使えない方は下記項目をご確認ください。

 

 

PowerDirectorのパワーツールがない&動画速度変更機能が使えない原因

 

 

2020年8月以降のPowerDirectorでは『パワーツール』がなくなり『ツール』に統合されましたが

機能自体は『ツール』に全て入っております

 

それ以外の過去バージョンで、動画速度の変更ができない場合は

製品版ではないPowerDirectorを使用していて、『パワーツール』に機能制限がかかっていることが原因です
※購入したパソコンについているプレインストール版などがこれにあたります

 


※過去バージョン:PowerDirector 8の機能制限表

 

 

 

総括:PowerDirectorでスローモーション化する方法を解説|迫力をつける作例付き

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

スポーツ的な映像やアクション・戦闘・FPS系のゲーム動画では

スローモーション加工は定番の演出だと思います。

 

早いアクションにメリハリをつけて迫力をつけたり

特に強調したいシーンをスローモーションさせたりすることでYoutube的なおもしろ演出にも最適です。

 

ただ、トランジション(場面転換アニメーション)と同じで使いすぎるとクドくなったりしますので

さらっと自然に使いこなす意識が大事と思います。

 

 

 

 

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