基礎編『設定 / 使い方』

PowerDirectorでカラーグレーディング(色を装飾)を行う方法|カラーLUT

2022年2月22日

 

色の装飾:カラーグレーディング

PowerDirectorでは動画や画像などの色を補正&調整して映像の印象を変えることができます。

 

■カラーグレーディングを行う2つの方法

①補正/強調機能で色の印象を変える

②カラーLUTを使用する

製品版PowerDirectorに対応:365ならLUTパックが無料で使用可能

 

 

 

ここではPowerDirectorでカラーグレーディング(色の装飾)を行って

映像を自分好みの色に装飾する方法について解説します

 

 

ただ、家庭用の動画編集ソフトなのでプロ用のソフトほどがっつり色の調整はできません。

あくまでカジュアルレベルですが映像自体がしっかり撮れていれば色の遊びの幅はかなり広いと思います。

 

 

 

 

 

 

カラーグレーディングってなんぞ?

 

 

 

ここで言うカラーグレーディングというのは、

基本的な色の補正(カラーコレクション)が済んでいる映像に自分好みの色をつけて装飾(編集)することとしておきます。
※フィルム感を出したりシネマティックな色調の映像に加工したり

 

手順的には、まず補正されていない動画をPowerDirectorに取り込みます。

 

 

そして、『補正/強調』でコントラストや明るさなどを調節し正しい色になるように補正します。
※映像の色を正しく補正することをカラーコレクションと呼びます。

 

少しカーテンの色が飛んでいたので『カラーエンハンスメント』で肌色の質感が変わらない範囲で色をつけました。

 

 

 

そして色が補正された映像にお好みのLUT等を適用して色の印象を変えます。
※LUTを適用したり自分好みの色を作っていくことをここではカラーグレーディングとします。

 

 

 

 

個人的には色を補正するカラーコレクションのほうが難しい印象ですが

ここでは色を補正した後のカラーグレーディングについて解説を行っていきます。

 

 

撮影の段階で綺麗に映像が撮れれば撮れるほど

カラーグレーディングによる色の遊びの幅が増えると思いますが

 

逆に言うとあまりにも撮れ方が悪いと

補正自体が上手くできない可能性がありますので予めご留意ください。

 

 

 

色補正済みの映像にカラーグレーディングを施す方法

 

 

PowerDirectorでは『補正/強調』から色の補正(カラーコレクション)を行うことができます。
※タイムラインに配置した映像(動画や画像)素材を選択した状態で『補正/強調』をクリック

 

ここでは細かい説明は省きますが

『色調整』のコントラストを軸にして『露出、輝度、彩度』等を調整するのがおすすめです。
※映像全体でホワイトバランスが取れてない場合はここでホワイトバランスも調整

 

 

 

今回用意した映像では

①カーテンの色が飛んでいたので『カラーエンハンスメント※肌色以外の色を鮮やかにする項目』にチェックを入れた後

 

 

②『色調整』にチェックを入れてコントラストを若干強くして『自然な彩度※よく色が出てる部分だけを調整できる項目』を落とし

③『映像ノイズ除去』にチェックを入れてお好みの方を選択(僕はNVIDIA 映像ノイズ除去を選択しましたがもしかしたらGPU依存かもしれません)

 

 

 

するとこんな感じに色が飛んでいたカーテンの色なども自然な範囲で色を補正することができました。

次に色の補正が済んだ映像にカラーグレーディングを施していきます。

 

 

カラーグレーディング方法①明暗別色補正で『シャドウ』と『ハイライト』にお好みの色を付ける

 

 

この方法では有料プラグイン(365ユーザーは無料で使用可能)のLUTパックを使用しないので

買い切りパッケージ版をお使いの方でもできるカラーグレーディング方法になります。

 

まず、色の補正が済んだ動画を選択して『補正/強調』をクリックして補正画面を開き

『明暗別色補正』にチェックを入れます。

 

明暗別色補正とは

明暗別色補正とは、明るい色(ハイライト)か暗い色(シャドウ)に対してお好みの色に補正できる機能です。

映像全体に色調補正したい場合は『ホワイトバランス』を使用し、ハイライトとシャドウで分けて色調補正したい場合に明暗別色補正を使用します。

 

 

 

そして明るい部分の色を変えたい場合は

 

①『ハイライト』の『彩度』を10~50くらいの範囲にして

②『色相』がお好みの色になるように強度を調節します。

 

同じ要領で暗い部分の色を変えたい場合は

 

①『シャドウ』の『彩度』を10~50くらいの範囲にして

②『色相』がお好みの色になるように強度を調節します。

 

 

 

 

今回はシャドウのみに調整(色相224/彩度27)を施して

映像の暗い部分だけに青色が強く出るように調整してみました。

 

 

この映像のように人物の肌色を強調したい場合は、色の編集の幅は狭いかもしれませんが

一度お試しいただければと思います。

 

 

カラーグレーディング方法②エフェクトルームの『カラーLUT』を使う

 

 

 

サブスクの365ユーザーの方はApplication ManagerからLUTパックが無料でダウンロードできますので

こちらのLUTパックが使える場合は、かなりお手軽にカラーグレーディングを行うことができます。

 

 

まず、365ユーザーの方はCyberLink Application Managerを開き任意のLUTパックをインストールします。
※LUTパックはエフェクトパックの中に入っています。今回は『LUTパック:ヴィンテージフィルム』をインストール

 

 

 

LUTパックがインストールできましたら

PowerDirectorの編集画面からエフェクトルーム→『カラーLUT』→『ヴィンテージフィルム』を開きます。

 

 

 

 

すると先程インストールした『カラーLUT:ヴィンテージフィルム』が表示されるので

今回は『Faded Film Cold 01』を予め色補正しておいた動画素材にドラッグします。

 

 

 

 

するとこのような色合いに調整されると思います。

 

 

 

 

ただ、これだと適用された色合いが強く出すぎてしまいますので、強度の調節を行います。

LUTを適用した素材を選択して『エフェクト』をクリックします。

 

 

すると『エフェクトの設定』画面に先程適用したカラーLUTがありますので

強度のパラメータを自然に見える範囲に調整します。

 

 

 

 

 

するとこんな感じに仕上がります。

この他にもいろんなカラーLUTがありますので自分好みの色が出るLUTを探してみるのがいいかなと思います。

 

 

 

総括:PowerDirectorでカラーグレーディング(色を装飾)を行う方法

 

 

というわけでいかがでしたでしょうか

 

撮影時の映像+補正さえできていれば、あとはLUTなどを使うことで

簡単にカラーグレーディングで遊べることと思います。

 

そして、色というのはかなりその人の個性が出る部分があったりするので

これが正解!というものがなかなかなかったりして難しい部分があると思いますが

 

自分好みの色を追求していくのも楽しいのではないかなと思います。

 

 

僕もまだまだ勉強中の身ゆえ

 

 

 

 

 

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入江

管理人の入江言いマス。ゲームを録画したり動画編集したりするのが趣味です。PowerDirector シリーズを愛用しておりマス!少し凝ったアニメーションの映像素材等を公開(無料&有料)しております。 著書:『今すぐ使えるかんたん YouTube動画編集入門(技術評論社)』

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